ノロウイルス

2017/11/21

ノロウイルスの消毒に使った雑巾は処分した方が良いの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ノロウイルスの消毒に使った雑巾は処分した方が良いの?

子どもから家族へのノロウイィルス感染を心配しての相談が寄せられました。感染者が出た場合、消毒した方が良い場所や、嘔吐物などの処理に使用した雑巾の処分方法について、専門家の意見を聞いてみましょう。

1歳児のママからの相談:「嘔吐物掃除に使用した雑巾は処分すべき?」

現在1歳の子どもと夫との3人暮らしです。今のところは大きな病気もせずに過ごせているのですが、お友達のママさんから、子どもがノロウイルスに感染し、その後家族全員にうつってしまったという話を聞きました。嘔吐物は手袋やマスクを着けて、薄めた漂白剤をかけて処理するといいますが、嘔吐物や排せつ物以外の感染に注意を払う場所、消毒すべき場所などはありますか。また漂白剤で処理したとしても、可能であれば使用した雑巾などは乾かしたりせずに処分した方がいいのでしょうか。(20代・女性)

こんなところの消毒も心がけて

トイレの便座、嘔吐物などが付着した洋服やタオル、壁や床、ドアノブやスイッチなども消毒することが勧められています。

ノロウイルスは感染力がとても強く、アルコールや熱に対する抵抗力があります。接触・飛沫感染が主な経路で、感染者の汚物・ウイルスの付いた手・ウイルスに汚染された海産物・排泄物が付いた衣服や絨毯などを介して感染します。(看護師)
トイレで便や嘔吐した場合、流すときにウイルスを撒き散らす可能性があるので、蓋を閉めてから流すようにしてください。便座も毎回、除菌してから使用してください。(看護師)
ノロウイルスはアルコールに強い耐性があるため、塩素系漂白剤が有効とされています。排泄物や嘔吐物が付着した洋服やタオル・寝具などは、家庭用塩素系漂白剤で消毒をした後に洗濯をするようにし、床や壁なども、家庭用塩素系漂白剤をしみ込ませたペーパータオルで拭き取りましょう。(看護師)
ノロウイルスの感染経路は、乾燥した排泄物や嘔吐物から舞い上がった粒子を口から吸いこむことによる経口感染、もしくは飛沫感染です。そのため、飛び散ったと思われる範囲よりも、より広い範囲に付着していると想定して、処理をすると良いでしょう。(看護師)
食器やタオルは共用せず、複数の人が触れるドアノブ・スイッチ等も除菌消毒してください。(看護師)

雑巾は使い捨てがおすすめ

処理には捨ててもよい雑巾か、ペーパーナプキンなどの使用が勧められています。手袋やエプロンも使い捨てがベストのようです。

二次感染予防で最も重要なことは、「排泄物・嘔吐物の処置」です。排泄物・嘔吐物の処理の前後で、必ず手洗いをしましょう。また、処理の際には、必ず使い捨ての手袋と、エプロンを着用しましょう。また、拭き取りには雑巾よりも、そのまま捨てられるペーパーナプキンがお勧めです。捨てても良い雑巾や布ならば良いでしょう。(看護師)
汚物処理に使った雑巾は、使い捨てにした方がよいでしょう。(看護師)

ノロウイルスの家族への感染を防ぐには、嘔吐物などが付着したタオルや洋服、壁や床、ドアノブやスイッチなどの消毒が勧められています。汚物処理に使用した雑巾は使い捨てにするか、初めからペーパーナプキンなどを使用するのがよいようです。


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