ノロウイルス

2017/11/19

ノロウイルスは夏も流行する?予防策や感染後の対処法は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ノロウイルスは夏も流行する?予防策や感染後の対処法は?

ノロウイルス感染を心配する妊婦さんからの質問です。夏の時期にも感染の可能性があるのか、予防のための注意点や感染した場合の対処法を知りたいようですが、専門家はなんと答えているでしょうか。

妊娠8カ月のプレママからの相談:「春夏も流行するのでしょうか」

現在妊娠8カ月でやっと妊娠後期に入りました。冬はうがいと手洗いを心がけ、なんとかノロウイルスには感染せずに済みましたが、春夏も流行するものなのでしょうか。妊娠後期ということでウォーキング等軽めの運動を勧められていますが、感染が心配であまり外に出たくありません。今まで通りの予防策の他に、注意する点はありますか。感染した場合、治療には整腸剤を使用する程度と聞きました。早く治すための対処法がありましたら教えてください。(20代・女性)

夏の感染は多くないが予防は大切

夏の時期にノロウイルスに感染することは多くないようですが、予防は1年を通して大切です。手洗いやマスク着用のほか、食べるものにも注意するようアドバイスがありました。

ノロウイルス感染は、12月~2月頃の冬に流行し、夏に感染することは多くありません。しかし、1年を通して感染の可能性はありますので、予防は大切です。ノロウイルスの感染予防で最も重要なことは、マスク着用・手洗い・二枚貝を食べないことです。(看護師)
予防法としては、こまめに手洗いを行うことです。外出後・トイレの後・食事前には、特に30秒を目安に、丁寧に手洗いしてください。また、食品は充分に加熱してから召し上がってください。(看護師)
妊娠中は、普段よりも免疫力が低下し、感染し易くなるため、もし周囲にノロウイルス感染者が出た場合は、出来る限り接触を控え、二次感染を予防しましょう。しかし、感染を心配し過ぎて外出を避け過ぎることで、さらに体力を低下させることにもなりますので、感染予防をしながら、適度な運動を継続していくと良いでしょう。(看護師)

体内のウイルスを排除するのが最善の治療

感染したら、ウイルスが体内から排除されるのを待つことになるため、下痢や嘔吐を止める薬の使用は回復を遅らせてしまうという指摘がありました。自己判断で服薬せず、担当医に相談するようにしましょう。

感染した場合、水分補給を多めに行い、体内にあるウイルスを排除するのが最善の治療法といえるでしょう。吐き気止めや下痢止めを使うと、ウイルスが排泄されずに体内に残ってしまいますが、症状が辛いときは、吐き気止め等を使用することもあります。(看護師)
感染した場合は特効薬が無いため、ウイルスが身体から排除されるまで対症療法が中心となります。ただし、下痢や嘔吐を止めてしまうと、ウイルスの排泄が遅れてしまうため、なるべく下痢や嘔吐を止める薬は避けるのが一般的です。そのため、自己判断での薬物の購入・服用は避けましょう。妊娠中に感染が疑われた場合は、担当の産婦人科医に相談しましょう。(看護師)

夏の時期ノロウイルスの感染は多くはないものの、一年を通して予防は大切です。手洗いやマスクのほか、食べるものにも注意する必要があるようです。万一感染した場合は、ウイルスが体内から排出されるのを助けるため、水分を多くとり、下痢や嘔吐を止める薬を自己判断で服用しないよう勧められています。


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