舌小帯短縮症

2017/12/14

舌小帯短縮症といわれたが…自然に治るの?デメリットは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

舌小帯短縮症といわれたが…自然に治るの?デメリットは?

看護師から舌小帯短縮症だといわれた5カ月の子どもについて相談がありました。自然に筋が切れるので心配ないとのことですが、本当にそのままで大丈夫なのか、どんなデメリットがあるのかについて、医師や看護師の意見を聞いてみましょう。

5カ月の子どものママからの相談:「舌小帯短縮症のデメリットについて」

生後5カ月の子どもがいます。先日病院で、看護師さんが薬を飲ませてくれた時に、舌小帯短縮症だと言われました。聞いたこともなかったので質問すると、何人かに1人いるらしく、子どもが遊ぶようになったら、筋が切れたりすることがあるそうですが、気にしなくて大丈夫だと言われました。舌が前に出にくいのは分かったのですが、時々、ベーっと舌を出すことがあるので、本当に舌小帯短縮症なのかな?と思ってしまいます。本当に、自然に筋が切れるものなのでしょうか。また切れた場合、そのままで本当に大丈夫なのでしょうか。どんなデメリットがあるのかも知りたいです。(30代・女性)

哺乳障害や発音障害の可能性が

舌小帯短縮症によるデメリットの可能性として、哺乳障害と発音障害が指摘されています。

舌小帯短縮症は舌の裏側にあるヒダが生まれつき短かい、また舌の先端に近い部分についている状態のことです。(看護師)
舌小帯短縮症により起こる可能性のある問題は、大きく分けて哺乳障害と発音障害の2つが挙げられます。1つ目の哺乳障害の場合は、母乳やミルクの飲み方や体重増加を確認することが大切です。2つ目の発音障害ですが、今5カ月ですのではっきりと判断することは難しいかもしれません。(小児科専門医)
舌小帯短縮症の方は、特にラ行やサ行を発音する時に困難を感じることが多いです。成長発達を見ながら、年齢相応の発語が出来ているかどうかをフォローすることになります。(小児科専門医)

必ずしも治療が必要とは限らない

舌小帯短縮症が必ずしも治療の対象になるわけではなく、生活への影響を見て機能訓練や手術療法を考慮するようです。自然に切れた場合も、念のため受診が勧められています。

ここで特に強調したいのは、舌小帯短縮症の方が必ずしも治療対象になる訳ではないということです。以上に述べた項目を確認しながら、生活に問題が生じている時に治療介入となります。しかし、多くの方はうまく自分で状況に適応するようになります。すぐに治療が必要というものでもないので、状況を見ながら適宜かかりつけの先生に相談して下さい。(小児科専門医)
舌小帯短縮症は、その症状の程度によっても治療方法は異なります。日常生活に支障が無い程度の軽症であれば、様子を見ていても良いとされています。しかし、ミルクや母乳が飲みにくい(哺乳障害)・ものを飲み込みにくい(嚥下障害)・言葉の発音がしにくい(発音障害)など、不便が出てくる場合には、機能訓練や手術療法を行うことがあります。(看護師)
自然に切れた場合は、念のため病院を受診してください。(看護師)

舌小帯短縮症により、哺乳障害や発音障害が生じる可能性が指摘されています。必ずしもすべてのケースが治療の対象になるわけではなく、生活に支障がある場合に治療介入となるようです。自然に切れた場合も、受診が勧められています。


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