無排卵

妊活5年、低温期と高温期の差があまりないのは無排卵月経のせい?

排卵が起きているかどうかを知る方法はあるのでしょうか。今回は30代の女性からの相談です。生理不順で、基礎体温も高温期と低温期の差があまりなく、無排卵なのではと悩んでいます。専門家に聞いてみました。

妊活についての相談:「無排卵月経かどうかを知る方法について」

結婚して5年になり、夫婦共に子どもを望んでいますが、なかなか授かりません。結婚前に仕事でのストレスからか、生理が2カ月来なかったり量が少なかったり等、生理不順が続きました。結婚して仕事を辞めてからは40日周期で来るようになりましたが、量が以前より少なく、1週間以上少量の生理が続きます。基礎体温も付けていますが、低温期と高温期の差が緩く、段差が出ません。生理は来ても無排卵月経ではと不安です。自分で無排卵月経かどうかを知る方法はありますか。(30代・女性)

高温期と低温期で判断を。正しく測定できているか確認し受診を

排卵の有無は高温期と低温期で判断出来るものの、確定診断には病院での検査が必要なようです。

排卵が起こらないと高温期は来ません。排卵によって卵胞が黄体へ変化し、分泌された黄体ホルモン(プロゲステロン)が体温を上げて高温期が始まります。基礎体温で高温期と低温期が分かれていれば排卵していると考えられ、高温期と低温期の区別のつかないグラフでは無排卵・黄体機能不全が考えられます。(看護師)
基礎体温はわずかな体動でも変動します。なるべく同じ時間帯に正しい方法で測定しましょう。頭を持ち上げただけでも誤差が出ますし、測り直した値は正しい値ではありません。低温期から高温期への移行時期に排卵検査薬を使用しても良いでしょう。検査薬で陽性が出ると、約24~48時間以内に排卵が起こるといわれます。(看護師)
不安でしょうが、今後の妊娠のために基礎体温表を測って、病院を受診して下さい。基礎体温の高温期の変化で、ある程度のホルモンバランスを把握し、無排卵や黄体機能低下などの有無を予測出来ますが、確定診断は病院での血液検査・診察が必要です。3周期以上高温期が起こらないなら、基礎体温表を持参して産婦人科の受診をお勧めします。(看護師)

生理の期間や経血量にも注意を。過少月経は無排卵の可能性あり

生理が来たら期間や量にも注意した方が良いようです。生理の量が極端に少ないと無排卵の可能性があるとの指摘がありました。

生理の期間や経血量にも注意が必要です。少量の血液が付着する程度なら、過少月経が疑われます。経血の量が異常に少ないことを「過少月経」と呼びます。子宮の未発達などでも起こりますが、子宮が成熟している20~30代では、無排卵などの排卵障害・黄体機能の低下・甲状腺疾患・子宮内膜症・過度のストレス・無理なダイエット等が原因と思われます。(看護師)
排卵があっても黄体機能が低下していると、高温期への移行が鈍い・高温期が短い・高温期の途中で体温が下がる等の変化が起こります。黄体は、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする働きがあります。黄体機能が低下すると子宮内膜が十分に育たず、経血が少ない状態で生理が起こるのです。(看護師)

排卵の有無は基礎体温の高温期と低温期で判断できるようです。確定診断には病院での検査が必要なため、基礎体温表を持って病院を受診するのが良いとのアドバイスが専門家から寄せられました。


2017/12/29

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