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2017/12/22

温泉が身にしみる季節…。でも「湯あたり」にはご用心!

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

温泉が身にしみる季節…。でも「湯あたり」にはご用心!

温泉にどっぷりつかる幸福感がひときわ恋しい季節となりました。
でも、温泉浴を繰り返すうちに、だるい、寒気がする、頭が重い…などの症状になることがあります。
これを「湯あたり」と呼びます。
せっかくの幸せな時間が台無しにならないように、湯あたりに注意して入浴しましょう。
今回は、「湯あたり」の原因やいざというときの対処法についてお話します。

湯あたりとは

厳密にいうと、「湯あたり」と「のぼせ」、「湯疲れ」は意味合いが違います。
いずれも、お風呂に長く浸かっていて気分が悪くなり、体調不良に陥る症状ですが、どのように違うのでしょうか。

のぼせ

温泉に入ったあとすぐに起こります。
入浴に伴う急激な血圧の上昇により、立ちくらみやめまい、動悸や頭痛などの症状があります。

湯疲れ

通常、温泉に入った当日や翌日に、疲労感や身体のだるさ、体調不良などが生じることをいいます。
入浴は体力を使いますので、過度に浸かって疲れてしまうのです。

湯あたり

医学的には、温泉浴を繰り返しているなかで、多くは数日から1週間ほどのうちに起こる体調不良と定義されています。
また、のぼせや湯疲れのように、温泉の入り方だけでなく、温泉の成分が身体に合わない、という原因も考えられています。

湯あたりの症状と原因

温泉に入った後に、次のような症状が現れると、湯あたりが疑われます。

・身体がだるい
・倦怠感
・めまい
・吐き気や嘔吐
・食欲不振
・腹痛や下痢
・頭痛
・寒気

「湯あたり」になりやすい原因として、次のようなことが挙げられています。

温泉の成分が身体に合わない

温泉成分が身体に合わないと、湯治をはじめて2~3日後くらいに、なんらかの体調不良になる可能性があります。
泉質では、硫黄泉、放射能泉、酸性泉などが湯あたりをしやすいといわれます。

お湯が高温である

42℃以上のお湯への入浴を繰り返すと、血圧や心拍数が上昇して、心臓などに負担がかかり、湯あたりをすることがあります。

食後や運動直後に入浴する

食後は消化促進のため多くの血液が消化器に必要です。
また、運動直後も血液は循環器や呼吸器に多く流れますから、入浴が体調不良につながる可能性があります。

持病がある

熱中症、バセドウ氏病、自律神経失調症、更年期障害など、持病や慢性的な体調不良を持っている人は、入浴により湯あたりをしやすいといわれています。

湯あたりの対処法

「湯あたり」を含み、温泉や風呂に入って体調が悪いと感じたときは、次のような対処をしてみましょう。

休息をとる

温泉から出て涼しい場所に移動し、椅子に座ったり横になったりして、休息をとりましょう。
寒気があっても、身体のほてりをさますことを優先しましょう。

水分を補給する

脱水症状を防ぐため、こまめに水分を補給します。

その日は温泉に入らない

しばらく休んでいて、体調が戻ってきたら、部屋に帰って休みましょう。
そして、その日は温泉に入るのを止めましょう。

病院へ行く

いったん様子を見て、体調が戻らないときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。

湯あたりの予防

入浴法に気をつけることで、湯あたりを予防することができます。

適温のお湯に入る

急激な温度変化や脱水を防ぎます。

十分に「かけ湯」をする

これも急激な温度変化への予防対策です。
立ちくらみなどの防止にも共通します。

ゆっくり入って、ゆっくり上がる

徐々に体温をならし、足湯から半身浴、そして全身浴と、段階を踏んで入浴します。
また、上がるときも、急激に温度の低い場所にいかないで、徐々に身体が馴染むように心がけましょう。

長期滞在では少しずつ慣らす

温泉浴を目的として長期滞在するときは、初日は慣らし、その後、日を追うごとに入浴回数を増やしていくとよいでしょう。
湯あたりは1週間以内に症状が出ますから、この間、湯あたりの兆候をチェックすることを念頭におきましょう。

心地よくてついつい長く入りたくなる温泉ですが、「湯あたり」などの症状を我慢して入り続けるのは禁物です。
身体の不調を感じたときは、今回のお話を参考に適切に対応してください。

<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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