プール熱

2018/01/08

年に何回もかかるプール熱(咽頭結膜熱)が辛い…予防法は?

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年に何回もかかるプール熱(咽頭結膜熱)が辛い…予防法は?

プール熱(咽頭結膜熱)は名前のとおり夏に多く見られる感染症ですが、実は一年中感染する可能性があります。家族で辛いプール熱に悩まされているというママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「プール熱の予防法は?」

季節を問わず、一年で何回もプール熱(アデノウイルス)にかかり、治るのに1週間〜10日間かかります。そして必ず家族にもうつり、一家揃って辛いことになります。インフルエンザのように予防接種があればと思いますが、ないのでしょうか。完治に時間がかかるし高熱も辛いので、予防法もあれば教えてほしいです。(30代・女性)

プール熱の原因アデノウイルスに対する予防接種はない

プール熱の原因となるアデノウイルスは、複数あり抗体も作られにくいため、再発を繰り返す恐れがあります。今のところ予防接種はなく、対症療法がメインとなるため、発症したら医師の指示通りに対処しましょう。

アデノウイルスには様々な種類があります。一度感染したら抗体が作られ、同じ型のウイルスには感染しなくなると言われています。しかし、抗体が作られにくいウイルスである上に、ウイルスが違う型のウイルスに感染する可能性はあり、再発を繰り返す可能性があります。感染すると、5~7日の潜伏期間を経て症状が現れ、高熱が5日程度、目やのどの症状が3~5日程続きます。(看護師)
ウイルス性の感染症であるため、特効薬はなく対症療法がメインとなります。現在のところ予防接種はありません。発症した時は、医師の処方した薬を症状に合わせて、指示通りに服用する・なるべく身体を休めるような環境を作る・のどの痛みや腫れで食事が摂れなくなるため、のど越しの良い食材を選ぶ、脱水に留意しこまめに水分摂取を行うことなど、家庭で対処しましょう。(看護師)

感染を防ぐためにできること

感染予防には、普段からうがい・手洗いをしっかり行うことが大切です。さらに家族で感染者が出た場合は、マスクの着用・共有物への配慮・唾液や排泄物に触れないなどの対策をしてください。症状が治まった後も感染力があるので、注意が必要です。

感染経路は、飛沫・接触・経口感染です。感染者が近くにいる場合は、マスクの着用・うがい・手洗い・タオルや食器などの共有を避ける・唾液や排泄物に触れないなどの感染予防が必要です。潜伏期間は5~7日間と言われており、その間も感染力があるため、普段から、うがいと手洗いは徹底する必要があります。症状が治まった後も、数カ月程度感染力を持つと言われていますので、継続して感染予防に努めてください。(看護師)
うがい・手洗いをしっかりと行うことが予防の前提です。手洗いは、指と指の間・爪の先は爪を立てて・手首までしっかりと洗うことが重要です。また、アデノウイルスの症状の一つに結膜炎があります。結膜炎がある場合は、洗面所などのタオルは家族で共有しないでください。子どもおむつを使用している場合、排泄物の中にもウイルスが存在するので、交換後はよく手を洗ってください。器具の消毒は次亜塩素ナトリウムを使用してください。(循環器内科看護師)

プール熱の原因となるアデノウイルスは複数あり、抗体も作られにくく、今のところ予防接種はないそうです。感染予防のため普段からうがい・手洗いを励行し、家族で感染者が出たら、マスクの着用・共有物への配慮・唾液や排泄物に触れないなどの対策が必要です。


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