病名・症状から探す

プール熱(咽頭結膜熱)で発熱や目やに…プール熱特有の症状とは?

プール熱は、プールに入る時期に感染が増えるいわゆる「夏風邪」の一つです。プール熱にかかってしまい高熱を繰り返すわが子を心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「プール熱特有の症状とは?」

夏の時期、子どもの通う保育所では毎日プールがあります。先日病院でプール熱かもしれないと診断されました。平熱は37度と少し高めですが、この時の熱は38度前後でした。3日ほど経ち再び受診したところ、もう大丈夫とのことだったので、保育所へ登所しました。しかし今度は目やにが出ているとのことで再受診し、点眼薬を処方してもらいました。本当にプール熱は治っているのでしょうか。何をもってプール熱と診断するのでしょうか。(20代・女性)

症状は熱・のど・目に現れ、治癒しないと登園・登校はできない

プール熱はアデノウイルスの感染症で、症状は熱・のど・目などに現れます。学校伝染病第2種に指定されており、治癒が証明されるまで登園・通学することはできません。

検査をしてアデノウイルスが検出されれば、アデノウイルスによる感染症、いわゆるプール熱といえます。プールを行う夏場に多く流行するためこう呼ばれています。症状は、発熱に伴う食欲不振・頭痛・咽頭痛・結膜の充血・目やになどがあり、すべてがプール熱の症状にあてはまります。(循環器内科看護師)
感染の経路は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、患者が使用した物から移る接触感染により移ります。潜伏期間は5~7日間あり、その後に症状がみられます。特徴的な症状として、39度以上の高熱、咽頭痛、結膜炎、頭痛、リンパ節が腫れる、腹痛、下痢などがみられます。(助産師)
プール熱(咽頭結膜熱)はアデノウイルスによる感染症で、高熱が4~5日程、のどの痛みや腫れ・目の充血や腫れ(時に結膜炎による目やに)が10日程続きます。プール熱は文部省の定める学校伝染病第2種伝染病に指定されており、熱が出なくなり、のどや目の症状も完全に治まってから2日以降でなければ、登園や通学ができません。症状が治まってからも数カ月程度は感染力があるため、周囲の人は感染予防に努める必要があります。(看護師)

再度受診して、適切な診断と治療を受けましょう

質問者さんの場合、まだ登園許可が出る時期には当てはまらないようです。症状の適切な処置を受けないと重症化する可能性もありますし、他の園児に感染させてしまうことも考えられるので、別の病院で診断と治療を受けることをお勧めします。大人への感染にも気を付けましょう。

プール熱の診断から3日後に治癒という判断から、登園許可は時期として当てはまらないでしょう。目やにが多いということは、結膜炎になっている可能性があります。プール熱の特効薬はありませんが、症状に対する適切な処置をしなければ、重度の結膜炎になるなど重症化する可能性があります。別の病院を受診し、セカンドオピニオンを受けるなど、しっかりとした診断と治療のできる専門医の元で治療をすることをお勧めします。(看護師)
学校保健安全法に基づく登園許可時期でないと、他の園児に感染させてしまい、集団感染の可能性もありますので、園などに登園してよいか再度確認してください。また、大人にもうつる可能性があるので手洗い・うがいをしっかり行い、子どもとタオルは共有しないでください。(循環器内科看護師)
感染力がある時は、家族とタオルや共有している物品を別にすることも大切です。また、手洗い・うがいなど家族が感染しないように予防に努めましょう。(助産師)

プール熱はアデノウイルスの感染症で、熱・のど・目などに様々な症状が現れます。治癒が証明されるまで登園・通学することができない伝染病なので、質問者のケースでは適切な診断・治療を受けるためにも、再度受診を考えた方がよいようです。


2018/08/01

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)