プール熱

2018/01/02

プール熱(咽頭結膜熱)とインフルエンザの違いは?流行する季節は?

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プール熱(咽頭結膜熱)とインフルエンザの違いは?流行する季節は?

近年は一年を通して流行する感染症が増えています。子どもは様々な感染症にかかるため、症状だけでは何の病気かわかりにくいことを悩むママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「プール熱の症状と感染時期について」

現在4歳の子どもが昨年、プール熱に感染しました。まるでインフルエンザのような症状で、高熱が続いたため病院で検査したところ、プール熱だと分かりました。プール熱とインフルエンザには、目で見て明らかな違いはあるのでしょうか。また、子どもはスイミングを習っているのですが、やはりプール熱はプールで感染しやすいのでしょうか。感染しやすい・流行しやすい季節があるのかも知りたいです。(40代・女性)

近年は冬にも流行、プール熱とインフルエンザの違いは目の症状

プール熱では、熱・のど・目の症状があります。流行時期は夏ですが、近年は冬にも流行するようになりました。冬の高熱ではインフルエンザを疑いますが、目の症状があればプール熱も考えられます。

プール熱は、医学的に「咽頭結膜熱」と言います。名前の通り主な症状は、高熱・のどの症状(痛み・腫れ)・目の症状(充血・腫れ・目やに)です。(看護師)
プール熱が流行するのは6月から9月頃の夏の時期ですが、近年は冬にも流行しています。冬に高熱が出た場合、まずインフルエンザを疑い検査をする病院がほとんどでしょう。そこで、インフルエンザが陰性だった場合、近年ではプール熱も疑います。プール熱とインフルエンザの大きな違いは「目の症状」です。プール熱の場合は、目の充血・腫れ・目やに(結膜炎)を起こすので、その症状で医師はプール熱を疑います。(看護師)

プール以外でも感染する「プール熱」

以前はプールの季節に流行することが多かったため、この名で呼ばれましたが、現在はその他にも感染経路があることが分かっています。感染したら水分をしっかり摂り、周りの人が感染しないよう注意が必要です。

以前はプールの時期に、プールの水を介したり、タオルの使い回しをすることにより流行することが多かったため、プール熱と呼ばれるようになりました。しかし現在は、プール以外でも感染する可能性があることが分かっています。感染経路は、飛沫感染、接触感染、経口感染と様々で、感染力が強い感染症です。うがい手洗い・タオルや家庭内での共有物は避ける・排泄物の処理に気をつけるなど、あらゆる感染予防が必要となります。(看護師)
感染すると咽頭痛や食欲不振があるかもしれませんが、水分はしっかり摂るように促してください。1週間足らずで快方に向かうのが一般的ですが、食事や水分が摂れない、活気がない場合は、病院の受診が必要です。保育所や幼稚園に通園しているなら、症状が消えて2日以上経過しないと通園できません。また家族への感染を防ぐため、タオルは共有しないようにしましょう。(循環器内科看護師)

プール熱では、熱・のど・目の症状があります。流行時期は夏ですが、近年は冬にも流行しており、インフルエンザとの違いは目の症状だそうです。現在は名前の由来であるプール以外にも感染経路があることが分かっており、感染の拡大を防ぐ対処が大切です。


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