ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは大人にも感染する?

子どもに起こりやすいヘルパンギーナは大人にも感染するのでしょうか。今回は2人の子どものママからの相談です。下の子どもがヘルパンギーナになり、幸い上の子にはうつらなかったものの、どの程度の感染力があるのか気になるといいます。専門家からはどんな回答が寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「ヘルパンギーナは大人にも感染する?」

先日2歳の娘がヘルパンギーナになり、熱を出して喉も痛くなり、食欲もなくしてしまいました。幸い上の4歳の娘にはうつらなかったのですが、ヘルパンギーナのうつりやすさはどれくらいのものなのでしょうか。ヘルパンギーナは子どもの風邪だと思っていますが、大人でもうつるのですか。 (30代・女性)

大人にも感染する恐れがあります。うがい・手洗い・マスクで予防を

子どもの夏風邪のイメージがありますが、大人にも感染し、子どもよりも重症化する傾向があるようです。うがいや手洗い、マスクをするなど予防に努めましょう。

ヘルパンギーナの病原体は、エンテロウィルスによる感染症です。しかし、病原ウィルスが複数種類あるため、一度感染しても複数回感染する場合もあります。また、大人も感染する場合があります。(助産師)
風邪と同様、飛沫・接触・経口感染ですから、感染者と接触すれば大人にも感染します。咳やくしゃみ・痰や便など排泄物の取り扱いには注意しなければなりません。 (産科・婦人科医師)
抵抗力が落ちている場合、大人も感染する恐れがあります。お子さんの看病の際はマスクし、うがい手洗いをしっかりして二次感染を防ぎましょう。(小児科看護師)

感染力のピークは発熱時。種類多いため抗体できても何度もかかるおそれも

感染力のピークは発熱時ですが、その後も2~4週間はウイルスが排出されるため、注意しましょう。一度かかって抗体ができても型が多いため、繰り返すおそれがあります。

ヘルパンギーナは、エンテロウイルス群のコクサッキーウイルスが原因で起こる病気です。潜伏期間は2~4日で感染力は高く、潜伏期間でも他人にうつる可能性があります。感染力が一番強いのは発症して発熱している時で、解熱後2日ほどで弱まりますが、その後2~4週間、唾液や便からウイルスが排出されます。飛沫感染・接触感染・経口感染を防ぐため、うがい手洗いを徹底し、マスクを着用しましょう。(小児科看護師)
一般的にウイルスに感染すると、そのウイルスに対して抗体ができますので、同じウイルス性の感染症にはかからなくなります。しかしヘルパンギーナは、コクサッキーA 群・B群・エコーウイルス・エンテロウイルス68型~72型がありますので、違う種類のウイルスに感染した場合、何度も繰り返すことになります。(産科・婦人科医師)

ヘルパンギーナは大人にも感染します。うがいや手洗いを励行し、マスクで予防に努めましょう。


2018/05/18

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