貧血

2018/01/04

産後の体調不良。これって貧血?病院での治療は必要?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後の体調不良。これって貧血?病院での治療は必要?

産後は妊娠前の身体への回復途中です。しかし、不調を感じたり、疲れやすい場合もあります。果たしてその症状が治療を要するものなのかどうか、自分では判断がしづらい事があります。貧血の様な症状はあるが、病院へ行く程でもないかと悩む相談者の方に対し、医師や看護師さん達からのアドバイスです。

産後の貧血についての相談:「目眩や口の中の違和感。授乳による貧血の症状でしょうか」

産後7カ月ですが体調がすっきりせず、急に高熱が出たり、舌に違和感があり口の中が常に気持ち悪かったりします。最近では目眩がよく起こり、酷い時は目の前が真っ白になり立っていられず、船酔いの様な不快感を伴う事もありました。授乳中の鉄分不足の貧血の様な気もしますが、病院へ行くべきか、サプリ等で様子を見るか悩んでいます。病院は何科を受診するか、また貧血と診断された場合は、どの様な治療をするのでしょうか。(30代・女性)

症状が酷い場合は治療が必要な事も

産後はホルモンの変化で体調を崩しやすく、また、母乳育児だと貧血になりやすい様です。日常生活に支障が出る様なら治療した方が安心なので、内科や産婦人科、血液内科等を受診すると良いでしょう。

産後、ホルモンの変化で体調を崩す方は多く、母乳は血液で出来ているので授乳中は貧血になりやすいです。貧血になると立ちくらみ・すぐに疲れる・いつも顔が色白い・味覚がおかしくなり口角炎を起こしやすい等の症状が現れます。 (産科医師)
貧血も、治療が必要な場合と特に必要ない場合がありますが、日常生活に支障があるなら治療が必要でしょう。相談者さんの場合は症状がしっかり出ているので、受診をして治療した方が良いかもしれません。(看護師)
診療科は内科、もしくは循環器科や血液内科等でも良いでしょう。貧血の治療は基本的に薬を服用し、合わせて食事療法等の指導を受ける事になるでしょう。 (看護師)
内科の受診でも良いですし、貧血の検査だけなら出産した産科でも出来ます。治療は貧血の度合いにもよりますが、食事療法と鉄剤の服用になるでしょう。(産科医師)

効率よく鉄分を摂取するにはどうすれば?

貧血を改善するには鉄分を摂る必要がありますが、日頃から効率よく鉄分を摂取するため、次のようなアドバイスをいただきました。

食事はレバー・魚介類・豚肉等に含まれるヘム鉄、小松菜・ほうれん草・ひじき・大豆等に含まれる非ヘム鉄、ビタミンB12や葉酸もバランス良く摂って下さい。また、鉄分はビタミンCと一緒に摂ると、体内への吸収率がUPします。食事から摂取するのが大前提ですが、サプリメントも併用して良いでしょう。(産科医師)

全ての貧血の人が治療対象とはならないですが、相談者さんは日常生活に支障が出ている様なので、病院を受診した方が安心ではないでしょうか。食事は、鉄分を多く含む物を効率よく摂れる様に、食べ方やサプリの併用等で工夫してみて下さい。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加