貧血

2018/01/20

母乳育児は貧血になりやすい…?

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母乳育児は貧血になりやすい…?

産後は貧血になりやすい要因が多くあります。出産時の出血や、産後の生活習慣の変化や睡眠不足などは貧血の原因になります。では、母乳育児も貧血の原因になるのでしょうか。医師や看護師さんに聞いてみました。

産後3カ月のママからの相談:「フラッとするのは貧血のせい?完全母乳だと貧血になりやすいの?」

妊娠前は貧血がなかったのですが、妊娠中に鉄分不足から貧血と診断されました。結局妊娠後期には鉄剤を服用し、貧血を改善して出産を迎える事が出来ました。出産後、完全母乳で子どもを育てているのですが、最近フラっとする時があります。出産1カ月後の健康診査の際には血液検査も異常はなく貧血ではなかったのですが、母乳育児の場合は貧血になりやすいのでしょうか。(30代・女性)

母乳育児は貧血になりやすい。一度検査を

子どもに母乳を飲ませる事で、ママの蓄えた鉄分はどんどん消費されてしまいます。そのため、母乳育児のママは貧血になりやすく、かつ貧血が進行しやすい状態にあります。一度、貧血検査を受けてみましょう。

産後は、授乳、育児の生活習慣の変化や睡眠不足により、身体が鉄分をたくさん消費します。特に、母乳は血液から生成され母乳に鉄分がたくさん送られていくため、母乳育児の場合は貧血になりやすくなります。なかなか貧血が改善しない場合は、鉄剤の内服などが必要となる可能性もあるでしょう。まずは病院を受診し、現在の貧血の状態を把握する事が必要です。(看護師)
妊娠中は貧血になりやすく、また母乳は血液から作られため授乳中も貧血になりやすく、授乳を続ける事で貧血は進行します。もし、フラッとする事が続く場合は、定期的に貧血の検査を行ってください。(医師)

鉄分をビタミンと一緒に摂取

母乳育児のママは、鉄分を含んだ食材を摂取するよう勧められています。また鉄分の吸収を良くするためには、栄養のバランスの取れた食事やビタミンCの摂取も心掛けましょう。

赤ちゃんに栄養のある母乳をあげるため、貧血の改善には鉄分・葉酸・ビタミン類など、何でもバランス良く摂らなければなりません。鉄分はヘム鉄(動物性)と非ヘム鉄(植物性)があり、ヘム鉄はレバー・カツオ・イワシその他の魚介類・肉類など、非ヘム鉄は小松菜・ほうれん草・大豆・ひじき等に含まれています。鉄分だけでは吸収されにくいので、ビタミンCと一緒に摂ると効率良く吸収されます。(医師)
軽度の貧血の場合は、鉄分の多い食材(レバー・豚肉・青身魚・ほうれん草・ブロッコリー・春菊など)や鉄の吸収を助けるビタミンCを摂取する事で、改善が期待出来るでしょう。(看護師)

専門家も指摘するように、母乳育児のママは鉄分が不足しやすく貧血になりやすいようです。食事で鉄分の補給も勧められていますが、フラっとする等の自覚症状もあるので、一度受診なさるようお勧めします。


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