息抜き・小ネタ

2018/01/26

トゲが刺さってとれない! そんな時どうする?

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

トゲが刺さってとれない! そんな時どうする?

植物や木片などのトゲが指や足の裏に刺さって、なかなか抜けなくて困ったことはありませんか?
お子さんをお持ちの方は、とくに心配になるでしょう。
放っておくと雑菌が入って感染を起こすこともありますし、間違った対処をして悪化することもあります。
今回は、トゲが刺さったときの対応について整理してみましょう。

浅く刺さったトゲは自然と抜ける

皮膚の比較的浅いところにトゲが刺さったときは、放置していても自然と抜けることがあります。
皮膚は、いちばん表面にある「表皮」の下部の基底層から新陳代謝が行われていますので、肌のターンオーバーの働きにより、トゲが自然と外へ押し出されるのです。
しかし、刺さったままだと不快ですから、自然に任せずトゲを抜くという場合は、次の要領で処置しましょう。

・トゲを抜く人は、手をしっかりと洗う
・刺さった部位を消毒する。抗菌洗浄剤でも可
・殺菌消毒をした針またはピンセットやトゲ抜きを使う
・トゲが刺さったときと同じ角度で、慎重に引き抜く
・抜いた後の皮膚をケアするため、両側からやさしく圧迫して傷口を絞る
・出血を抑え、患部の消毒をする
・患部にばんそうこうなどを張り、細菌などによる感染を予防する

《生活の知恵》
穴の開いた5円玉や50円玉(よく洗うこと)をトゲが刺さっている部分に押し当てると、穴の部分からトゲの先端が出ることがあり、抜きやすいといわれています。
また、トゲ抜きの代わりに、テープや接着剤を使う方法もあります。

深く刺さったトゲ

トゲの刺さり方が少々深いときは、先の細いトゲ抜きやピンセットで取れることもありますが、かなり深い場合は病院の受診をおすすめします。
外科か皮膚科がよいでしょう。
状態によっては「異物摘出術」という手術になるかもしれません。
その際は相応の手術費用がかかります。

《生活の知恵》
次のような方法でも、抜きやすくなることがあるといわれています。
ただし、必ず取れるというわけではありません。

・はちみつ:
少々深いけれどトゲが見えている場合、皮膚のターンオーバーを促進するはちみつが効果的です。刺さっている部分をぬるま湯でふやかし、しばらく待ってみます。

・ニラやネギ:
深く奥に入っている場合、これらをよく揉んで汁を出し、患部に塗り1日ほど置くと、外に出てくるといわれています。

・梅干:
深くて刺さって先端が見えないときによいといわれています。果肉の部分を刺さった部分に押し当てます。
そうすると、塩分濃度が高いため水分を皮膚組織の外に出す作用が働き、数時間を要しますがトゲも一緒に押し出されるようです。

病院での受診が必要なとき

次のような状況では、皮膚科や外科を受診しましょう。

・深く刺さっている:皮膚を貫通して筋肉や神経付近に達しているときは、速やかに受診してください
・何が刺さっているかわからない
・極度の痛みを感じる
・目に刺さった
・傷口の汚れがひどい
・衛生状態の悪い場所で刺さった
・トゲを抜いた部分に感染の兆し(患部からの排液・ズキズキ・赤み・発熱など)がある

トゲを抜かないとどうなるか

刺さったトゲを放っておくと、血液の流れにのって心臓に達してしまう…という話を聞いたことはありませんか。
これはまったく根拠のない話ですが、そのままにしておいてはダメ!という戒めが込められていたのかもしれません。
昔は、このような傷から破傷風菌などの雑菌が入り、命取りになる可能性もあったからです。
本来、皮膚は外側に向かって再生しますから、時間はかかりますがトゲもいずれ外に排出されます。
痛みがなければ放置していても問題はありません。
ただし、痛みが取れず不快感があったり、化膿したりするかもしれませんので、基本的には抜くことをお勧めします。

お子さんにトゲが刺さったときに注意すること

小さな子どもの場合、外で遊んでいてトゲが刺さっても気がつかないケースがよくあります。
遊びに夢中で痛みを感じていない状況も考えられます。
帰宅後、たとえばお風呂にゆっくり入るなどすれば、浅いトゲだと押し出してくれますし、感染予防にもなります。
トゲが刺さったことを察知して、上記でお話したトゲ抜きをする場合、子どもが寝入ったタイミングがよいでしょう。
ただし、無理は禁物で、取れなかったり痛みが出てきたりしたら、小児科の受診をおすすめします。

<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

【関連記事】
これだけは知っておきたい、応急処置の基本
「子どもがやけどした!」 知っておきたい正しい応急処置とは?
9月9日は「救急の日」 やけど、出血時の応急手当て法を知っておこう


  • このエントリーをはてなブックマークに追加