高温期

生理不順の原因は?基礎体温の高温期が分かりにくいのは良くない?

生理不順に悩む女性は少なくありません。今回は40代の女性からの相談です。これまで遅れがちだった生理が早くなってきたため、基礎体温をつけ始めたが、高温期がはっきりしないようです。専門家からは、どのような回答が寄せられたでしょうか。

基礎体温についての相談:「生理不順で基礎体温の高温期がありません」

若い時から生理不順があり、生理は遅れる事が多かったのですが、ここ半年くらい早くなってきました。周期は28日です。基礎体温を測り始めましたが、はっきりした高温期がありません。低温期はずっと36.2~36.3℃で安定しているものの、高温期であるはずの期間は36.3~36.5℃で、少し上がっては次の日には下がっています。排卵日と思われる日の前後2~3日はおりものも多いです。この状態は良くないのでしょうか。(40代・女性)

高低差が 0.3℃未満ならホルモンバランスが乱れている場合も。病院で検査を

高温期と低温期の差が 0.3℃未満の場合は、ホルモンバランスが乱れている場合もあります。一度病院を受診しましょう。

理想的な基礎体温では、低温期と高温期の差が0.3~0.5℃・低温期からの移行が2日以内・高温期が10~14日で生理が始まります。高温期の目安は36.7℃以上ですが、体温が低いと高温期の体温も低めになります。きれいな2相に分かれていない場合は、無排卵や黄体機能不全の可能性もありますが、排卵日頃におりものの量が増え、粘りが強いようなら、排卵が起きていると考えられ、基礎体温の測り方が悪いのかもしれません。(産科・婦人科医師)

測定方法が間違っていないかチェックして。冷えにも注意して

基礎体温が正しい方法で計れているか確認しましょう。また、冷えにも注意が必要です。

基礎体温は、寝ている時に近い状態で測定する必要があり、あくびをしたり頭を動かすだけでも変動します。動かなくても手の届く所に体温計を準備し、目が覚めたら安静のまま測定しましょう。体温計は舌の裏側に入れますが、毎回同じ位置で測定してください。気温で左右される事もあるため、体温と一緒に気温・体調・睡眠時間・その日のイベント等も記録しておきましょう。(産科・婦人科医師)
身体の冷えによる子宮機能の低下も考えられます。排卵後に分泌される黄体ホルモンは体温を上昇させ、子宮内膜を厚くし、妊娠しやすい環境を作ります。しかし、黄体がうまく機能せず、黄体ホルモンの分泌量が減ると、高温期の体温が低くなったり、子宮内膜を維持できずに高温期が短くなり、生理周期も短くなる傾向にあります。(産科看護師)
自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れるので、ストレスを解消し十分な栄養と睡眠を取り、自律神経を整える事が重要です。また身体を温めて血行を良くし、子宮や卵巣の機能を高めましょう。(産科看護師)

まずは基礎体温が正しく計れているか、チェックしましょう。高温期と低温期の差が0.3℃未満なら、ホルモンバランスの乱れの場合もありますので、病院を受診しましょう。


2018/01/23

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