下痢

2018/02/02

子どもの下痢、薬で止めない方がいいの?病院を受診する目安は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの下痢、薬で止めない方がいいの?病院を受診する目安は?

病気によっては、下痢は止めない方が良いと言われることがあります。下痢止めを使うタイミングはどのように見極めれば良いのでしょうか。今回は6歳児のママからの相談です。下痢が続き、市販の整腸剤で様子を見ているものの、一向に良くならないと悩んでいます。下痢止めを使うべきか、あるいは病院へ行った方が良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。

6歳児のママからの相談:「下痢止めの使用タイミングと受診の目安」

6歳の長男が、下痢が止まらず1週間ほど経ちました。自宅にある整腸剤を飲ませても一向に止まりません。ウィルス性の腸炎の時は、体外にウィルスを排出するため、下痢止めは使用しない方が良いと聞いたことがありますが、下痢が続いている時に、下痢止めを飲ませても良いのはどのような場合ですか。下痢はあるものの、本人は食欲があり、食事は摂れています。家庭で安静にしても大丈夫な時と、病院で受診した方が良い時の目安を知りたいです。(30代・女性)

下痢の原因を特定して。長引く下痢は受診を

感染性のものであれば下痢止めの使用は避けた方が良いようです。病気が隠れている可能性もあり、まずは病院で原因の特定が重要との指摘がありました。

仰るとおり、下痢止めを使用するためには、下痢の原因が感染性のものではないことを確認することが大切です。しかしながら、小児科における一般的な胃腸炎に対しては、多くの場合、下痢止めを要することはありません。もし下痢が数週間単位で長びくようであれば、下痢を止めることも大切ですが、それ以外に下痢を引き起こしている原因が何かを特定することが重要です。(小児科専門医)
確かに感染性の胃腸炎の場合、病原菌を体外に排出させるため、下痢・嘔吐を止めない方が良いですが、頻回の下痢・嘔吐で体力の消耗が激しい時は、下痢止めや吐き気止めを使用します。(看護師)
食欲もあり、食事を摂取しているということですが、もし下痢が2週間以上継続して続いているようであれば、何か別の原因が隠れている可能性も想定されます。下痢が続いている期間を一つの目安として、受診のタイミングを計って下さい。(小児科専門医)

整腸剤が原因になることも。食べ物に注意を

整腸剤が下痢の原因となることもあるようです。下痢の間は柑橘類や牛乳などは控えた方が良いとの声も寄せられました。

整腸剤は腸の動きが良くなるため、体質によっては下痢気味になることがあります。お子さんが元気であれば自宅で様子を見てよいですが、感染症の場合は感染を広げないようにしなければならないため、初期症状のうちに診断を受け、感染を広げない対策を行って下さい。(看護師)
食事が取れるのは良いことですが、下痢の間は、柑橘系の果物・牛乳・脂肪分の多いもの・繊維質を多く含むもの・炭酸飲料・冷たいものは控え、水分を多めに摂らせて下さい。下痢や嘔吐で水分も摂れない時は、早めに病院を受診して下さい。(看護師)

感染性の下痢の場合、下痢止めの使用は避けた方が良いようです。まずは下痢の原因を特定することが重要との意見が専門家からありました。長引く下痢は早めに病院を受診するのが良さそうです。


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