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子どもの腸炎、受診の目安は?食中毒の予防と対処は?

子どもが腸炎や食中毒になった時、どう対処するのが良いのでしょうか。今回は5歳児のパパからの相談です。水分補給の仕方や家庭内感染の予防法がわからないと悩んでいます。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。

5歳児のパパからの相談:「子どもが腸炎になった際の受診の目安と食中毒の予防と対処」

子どもの腸炎は、どのような場合、受診した方が良いでしょうか。また食中毒になった時、水分補給はどういったものが良いといった対処も教えていただきたいです。家族に感染しないようにするには、どうしたら良いでしょうか。病院は待ち時間が長くて大変なので、できるだけ予防したいです。(30代・男性)

脱水症状・嘔吐物に胆汁・血便があれば受診を。水分補給を心がけて

脱水症状が受診の目安となるようです。嘔吐物に胆汁や血便が見られた場合も受診した方が良いとのアドバイスがありました。

胃腸炎の際、受診をするかの第一の見極めは、脱水に陥っていないかどうかです。脱水に陥ると涙も出なくなり、おしっこの量も減ります。手足も冷たくなり、口の中が乾いたりします。脱水症状がある、あるいは水分がうまく摂取できずに脱水が危惧される場合は受診が必要です。(小児科専門医)
嘔吐物に緑色の胆汁が混じったり、血便がある場合も受診して下さい。脱水予防には、水分は勿論、ミネラルや糖分の摂取も大切です。理想的なのは経口イオン水で、市販でもあるので、それを摂取すると良いでしょう。(小児科専門医)
食中毒の場合も水分を多めに摂って下さい。病原体を早く排出するため、下痢や嘔吐は止めない方が良いですが、体力の低下が見られる時は吐き気止めや下痢止めを使用します。熱が出たり、2~3日しても下痢が治まらない場合は病院を受診して下さい。(看護師)

家庭内感染予防に手洗いうがいを。接触を減らして塩素系で消毒を

家族への感染を防ぐには、手洗いうがいを励行し、塩素系での消毒を心がけ、感染者にむやみに接触しないことが大切との意見が寄せられました。

食中毒の中には、胃腸炎同様、家族にうつるものもあります。嘔吐物や下痢便の中に病原体が混入しているため、これらを口から摂取しない行動が大切です。具体的には、手洗いうがい、塩素系消毒液による周囲環境の消毒、タオルや箸の共有を避ける等が有効です。(小児科専門医)
感染症の場合、他の人に感染を広げないために初期症状のうちに受診し、感染症か否かを診断してもらって下さい。下痢・嘔吐が続くため、水分補給を多めに、お水よりも経口補水液が良いでしょう。炭酸飲料・牛乳・柑橘系の果物ジュースは避けて下さい。(看護師)
家庭内に感染者がいれば、食器・タオル等は共用せず、なるべく接触を避けましょう。複数の人が触れるドアノブ・スイッチ・リモコン等は、アルコールか、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤で代用)で除菌・消毒して下さい。病原菌によって消毒法は異なります。トイレで下痢・嘔吐した場合は菌の飛び散りを防ぐため、トイレの蓋を閉めてから水を流しましょう。(看護師)

腸炎や食中毒になったら、水分補給を心がけ、脱水症状が見られたらすぐに病院へ行くのが良いようです。家庭内感染を防ぐには、うがい手洗いを励行し、塩素系消毒液で周囲を消毒する等、菌との接触を避けるのが良いとのアドバイスがありました。


2018/02/03

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