嘔吐

2018/02/21

子どもの胃腸炎、嘔吐で薬も飲めない!どうすれば?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの胃腸炎、嘔吐で薬も飲めない!どうすれば?

食べても飲んでもすぐに吐いてしまい、薬も飲めないという胃腸炎の子どもについて相談がありました。こんな時どうしてあげればよいのかについて、医師や看護師はなんとアドバイスしているでしょうか。

5歳の子どものパパからの相談:「すぐに薬を吐いてしまいます」

『5歳の子どもですが、保育園で胃腸炎が流行っており、感染したようです。お腹は空くので食べますが、すぐに吐いてしまいます。病院での話では、スポーツドリンクやお粥を少しずつ摂取するようにとのことでしたが、量を少なくしてもすぐに吐いてしまい、薬も飲める状態ではありません。何か良い方法は無いでしょうか。(40代・男性)』

ごく少量ずつ水分を摂取させよう

スプーン1杯からでもよいので少量ずつ水分を補給させることが勧められています。症状の様子を見ながら、どれくらいの間隔でどれくらいの量の水分や食物を与えたらよいのかについて、具体的なアドバイスをいただきました。

胃腸炎に伴う嘔吐症状は、通常は半日から1日ほどで治まることが多いです。その間ご質問者様がすでに行われているように、少量ずつ水分を摂取させることが大切です。(小児科専門医)
スプーン1杯でも構わないのでごくごく少量のものが摂取できて、30分から1時間嘔吐がないことを確認してから再度同量もしくは少し増やして水分をあげてください。もし嘔吐するようであれば、すぐに脱水になるというわけでもありませんので1〜2時間ほど何も摂取せずに様子を見ることが必要な場合もあります。(小児科専門医)
お腹が空いて食べられるようでしたら、最後の嘔吐から3時間は経過してから食べさせてください。水分は30分おきに少量ずつ、コップに1/4くらいの量をゆっくり飲ませてください。お子さんが一気に飲むようでしたら、スプーンで与えてください。(看護師)
スポーツ飲料は子ども用で、常温に近い温度が良いでしょう。できれば経口補水液が良いでしょう。吐き気が治まれば汁物から始め、嘔吐が無ければうどんやお粥など柔らかいものを食べさせてください。(看護師)

座薬や点滴が必要になることも

症状に応じ、吐き気を抑える坐薬を使用したり、点滴での水分補給が必要になることもあるようです。様子を見ながら、必要ならかかりつけへの受診を検討することが勧められています。

吐き気を抑える薬としては飲み薬以外にも坐薬があります。症状に応じて、坐薬を使用することも一つの方法になります。しかしながら、こうしたことを行っていてもどうしても水分が取れないようであれば、脱水が進行することも懸念されます。点滴が必要になる場合もありますので、症状を見計らいながらかかりつけを受診してください。(小児科専門医)
少量の水分でも吐いてしまうようなら、病院で点滴を受けてください。嘔吐や下痢を繰り返すと脱水症状を起こし、電解質のバランスが崩れ、意識障害を起こすことがあります。(看護師)

すぐに吐いてしまう場合は、スプーン1杯からでよいので間隔をあけて水分補給をすることが勧められています。また、症状に応じて受診を検討し、坐薬の処方や点滴を受ける必要があるとのアドバイスでした。


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