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2018/02/05

お腹を壊しやすい7歳…ママから遺伝した乳糖不耐症が原因?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

お腹を壊しやすい7歳…ママから遺伝した乳糖不耐症が原因?

牛乳などの乳製品を食べるとお腹の調子が悪くなる乳糖不耐症ですが、子どもにも遺伝するのでしょうか。今回は7歳児のママからの相談です。5年前に乳糖不耐症と診断された相談者さんですが、我が子もお腹を壊しやすく、遺伝ではないかと悩んでいます。専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

7歳児のママからの相談:「乳糖不耐症と遺伝について」

牛乳やチーズ、ヨーグルトなど乳製品全般を食べると、下痢をするようになって5年ほど経ちます。それまでは全く平気だったのですが、仕事のストレスなども重なっていたせいか、病院では乳糖不耐症を疑われ、一度全てやめてみるように言われました。言われた通りにやめてみると、確かに下痢が止まったので、今も極力とらないようにしています。子どもはヨーグルトが好きなのですが、やはり下痢をすることが多く、乳糖不耐症は遺伝するのだろうかと心配しています。(30代・女性)

遺伝の可能性はあるものの発症率は高くない

乳糖不耐症は親から遺伝することがあるようですが、発症の割合は稀との意見がありました。

乳糖不耐症の中でも、一次性乳糖不耐症と呼ばれるタイプは、年齢と共に乳糖に対する抵抗性が高まることが知られています。小さい頃に摂取できていた乳製品が、年を取るとうまく吸収できずに下痢などの腹部症状を来たすようになります。原因となる遺伝子が報告されており、親から遺伝することが知られています。しかし完全に乳製品を摂取できないかどうかは人により、多少なりとも摂取できる方もいます。(小児科専門医)
先天性の乳糖不耐症は遺伝子の異常によるもので、発症は稀です。日本人は大人でも乳糖分解活性が低いといわれており、後天性の主な原因は胃腸炎などで、胃腸炎の症状が改善され、胃腸粘膜の機能が回復すれば改善されるといわれています。(看護師)

まずは病院で検査を。アレルギーの可能性も

お腹を壊す原因は乳糖不耐症以外にも考えられるため、まずは病院で検査するのが良いとのアドバイスが寄せられました。

現在は乳糖不耐症の疑いがあるかもしれませんが、それ以外の病気が原因で下痢を起こしている可能性も否定は出来ません。正確な状況を確認するためにも、かかりつけの先生にご相談されることをお勧めします。(小児科専門医)
発症すれば、乳糖の摂取を極力控えますが、症状が治まれば、少量ずつ乳糖を含むものを摂ったり、乳酸菌を摂って腸内環境を整え、乳糖分解活性を高める方法もあります。ヨーグルトやチーズは乳製品の中でも乳糖が少なく、牛乳に比べると下痢しにくいのですが、ヨーグルトで下痢するのでしたら、一度、検査した方が良いかもしれません。乳製品アレルギーも考えられます。(看護師)

遺伝の可能性がある乳糖不耐症ですが、発症率は高くはないようです。お腹を壊しやすい原因は乳製品アレルギーなど、他にもいろいろ考えられるため、まずは病院で検査するのが良いとのアドバイスがありました。


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