細菌性腟炎

妊娠中に3回も膣炎に!妊娠中はかかりやすいものなの?

妊娠中に細菌性膣炎に3回もかかってしまったという相談が寄せられました。そのたびに時間をかけて治療する必要があったようですが、妊娠中は特に細菌性膣炎にかかりやすいものなのかどうか、専門家の意見を聞いてみましょう。

2歳児のママからの相談:「妊娠中の通常の症状なのか細菌性腟炎なのか」

私は妊娠7カ月の時に細菌性腟炎になってしまい治療を受けました。妊娠中は甘い物を食べたりすると腟炎になりやすいと言うのをクチコミなどで調べていて甘い物を食べ過ぎなのかなと思い、治療中はあまり採らないようにしていました。腟炎が治ったと思い、普通の生活をしていたのですが、また、3週間後に腟炎に掛かり、薬を貰い治療しました。私は妊娠中に合計3回も腟炎になってしまい、治るのにかなり時間、日にちが掛かりました。妊娠中は細菌性膣炎になりやすいのでしょうか。(30代・女性)

妊娠中は免疫力の低下で膣炎が起きやすい

妊娠中に限らず、膣内の常在菌のバランスが崩れることで細菌性膣炎にかかってしまうようです。妊娠中は特に、免疫力が低下するため、発症しやすくなるということです。

細菌性膣炎は、免疫力が低下したときなどに、膣内に常在する菌によって炎症を起こしたものです。甘いものの摂取が関与しているかは定かではありませんが、妊娠中は免疫力が低下していることやストレスが溜まりやすいなどのため、普段は問題ない常在菌が異常繁殖し、細菌性膣炎を起こしやすくなります。おりものの強い臭いが特徴的で、何度も繰り返しやすいので、症状が現れたら早めに治療してください。(看護師)
細菌性膣症は、妊娠中に限らず女性なら誰でも発症する可能性のあるものです。膣内は、外からの雑菌の侵入・増殖を防ぐために常在菌であるデーデルライン桿菌が膣内を酸性に保ち防御しています。しかし、ストレス・疲労・睡眠不足などにより免疫力や体力が低下すると膣内の常在菌のバランスが崩れ、細菌が悪さをして膣内が炎症を起こすことがあります。妊娠中は特に免疫力が低下し、細菌性膣症を発症しやすくなります。(看護師)

異常を感じたらすぐに受診がベスト

細菌性膣炎を放置すると、お腹の赤ちゃんへの影響が心配されるため、異常を感じたらすぐに受診が勧められています。また日ごろから、洗いすぎやストレスなどに注意するとよいようです。

細菌性膣症の治療が遅れることで心配なのは「絨毛膜羊膜炎」です。これは、炎症が赤ちゃんを包んでいる膜にまで広がるものです。おりものの臭い・色・量をチェックし、少しでも異常を感じた場合にはすぐに受診するようにしましょう。(看護師)
治療は膣洗浄と膣剤による薬物療法で、1週間~10日ほどかかります。長時間のナプキンの使用は避け、洗い過ぎは良くありませんから、シャワーの時に軽く流す程度にしてください。疲れたらすぐ休んで、ストレスを溜めないようにしてください。(看護師)

細菌性膣炎は、膣内の常在菌のバランスが崩れることで引き起こされ、妊娠中は特に免疫力が低下するためかかりやすくなるようです。普段から疲れやストレスをためないよう、また洗いすぎないよう注意し、異常を感じたらすぐに受診することが勧められています。


2018/02/06

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