細菌性腟炎

2018/02/07

細菌性膣炎、つわりで食べられないことと関係ある?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

細菌性膣炎、つわりで食べられないことと関係ある?

細菌性膣炎だと診断されたプレママから相談がありました。治療後の再発の可能性や、入院を勧められるほどのつわりで食事が取れていないこととの関係性について、専門家はなんと答えているでしょうか。

妊娠4カ月のプレママからの相談:「細菌性腟炎と食事の関係について」

自覚症状はあまりなかったのですが定期健診で細菌性膣炎だと診断されました。現在は治りましたが再発する可能性は高いのでしょうか。つわりが酷く毎日吐いてばかりで食事があまり摂れておらず、点滴をしてもらったり、吐き気止めを処方され、飲んだりしていますがあまり良くなっていません。お医者さんには「入院も考えた方がいいかもしれない」と言われています。細菌性膣炎になったのは食事が上手く摂れていない事も関係しているのでしょうか。(20代・女性)

食事が取れず体力が低下していることも原因の一つ

免疫力の低下などで膣内の常在菌のバランスが崩れることにより起こる細菌性膣炎ですが、食事が取れず体力が落ちていることが原因の一つだろうと指摘されています。

膣の中には、大腸菌・連鎖球菌・ブドウ球菌などが存在しており、普段は問題ないのですが、妊娠や病気を発症した時や、免疫力が低下した時などに細菌性膣炎を発症します。完治しても繰り返すことがあります。食事が取れず体力が低下していることも原因の一つでしょう。(看護師)
細菌性膣炎で心配となるのは「絨毛膜羊膜炎」への進行です。これは、赤ちゃんを包んでいる膜に炎症が広がるもので、早産や常位胎盤早期剥離の原因となります。早産の原因の多くがこの絨毛膜羊膜炎であるとされています。細菌に勝つためにはなにより母体の抵抗力が重要です。体力を落とさないようにすることが大切ですが、つわりの時期は体力が落ちやすいため、治療がなかなか進まず入院による管理が必要となることもあります。(看護師)

再発を防ぐため心がけるとよいこととは?

陰部を清潔に保ちつつも洗いすぎないよう注意することや、食べられるものを食べられるときに食べ、水分をこまめにとることなど、再発を防ぐための心得を提案していただきました。

おりものが増えますから、おりものシートやナプキンはこまめに取り換えてください。洗い過ぎは良くありませんから、シャワーの時に軽く流す程度にしてください。(看護師)
つわりの時は、”食べられるものを食べられる時に”が基本になります。食事が無理なら、水分をこまめに摂るようにしてください。水も飲めないようでしたら、氷を口に含んでください。レモン水やミント水の氷でしたら、口の中がさっぱりします。入院を勧められたのは、食事が取れていないためだと思われます。無理をしないようにしてくださいね。(看護師)

つわりで食事が取れず、体力が落ちていることが、細菌性膣炎の原因の一つと考えられるようです。ナプキンなどはこまめに取り換え、洗いすぎに注意すること、食事や水分補給を工夫して体力を落とさないようにすることなどが、再発防止のために勧められています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加