妊娠中の病気・身体の悩み

婦人科や内科で改善しない妊娠中の胃痛…どこで治療すべき?

妊娠中は様々な体調不良に見舞われます。今回の相談者さんは中期に強い胃痛に悩まされました。婦人科でも内科でも改善しない胃痛はどこで治療すれば良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。

妊娠中の体調不良についての相談:「妊娠中の胃痛の治療について」

つわりも無く、働きながら妊娠中期を迎えましたが、この頃から胃痛に悩まされました。食後に多く、婦人科や内科で妊娠中も飲める薬を処方してもらったものの改善されず、主治医もはっきりと理由は分かりませんでした。肋間神経痛かもしれないと言われ、鍼治療もしましたが、効果無く、結局、後期に落ち着きました。妊娠中の様々な症状はどの病院に行けばはっきりするのでしょうか。治らないまま乗り切るしかないことも多いのでしょうか。(30代・女性)

増大する子宮が胃を圧迫。黄体ホルモンが影響することも

大きくなる子宮が胃腸を圧迫して症状が出ることもあるようです。また黄体ホルモンが胃腸の動きに影響することもあるとの声もありました。

中期以降は子宮が増大し、胃が押し上げられて圧迫され、消化不良や胃酸の逆流が起こります。また妊娠を維持するホルモンの黄体ホルモン(プロゲステロン)には胃腸の動きを抑制する作用があるため、妊娠中は消化不良や胃酸の逆流による胸焼け・胃もたれ・胃痛・便秘・下痢などの消化器系マイナートラブルが起こり、悪化すると逆流性食道炎・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍が起こる可能性もあります。(看護師)
妊娠して分泌が盛んになるプロゲステロンが胃腸の動きを弱め、消化不良を起こしていると考えられます。消化の良いものを少量ずつ食べ、空腹にならないようにし、我慢出来ない時は胃薬や痛み止めが処方されますが、経過を見ていくしかありません。(看護師)

妊娠のトラブルは我慢せず担当の産婦人科医にまずは相談を

妊娠中は避けられないトラブルもありますが、我慢せずに産婦人科の担当医に相談するのが良いようです。

妊娠中は女性ホルモンの変化やストレス・睡眠不足などで自律神経のバランスも乱れやすくなります。子宮増大や女性ホルモンなどが原因で出産まで付き合わなければならないマイナートラブルもありますが「妊娠のせいだから」と我慢しないようにしましょう。胃潰瘍や胃炎などの場合、放置して重篤な状態になったり、別の問題や病気が隠れている可能性もあります。まずは小さなことでも担当の産婦人科医に相談しましょう。(看護師)
妊娠中に起こる様々なマイナートラブルは、まずは担当の産婦人科医に相談しましょう。産婦人科医の助言の下、各専門診療科を受診すると良いでしょう。今回のように胃や腹部に起こる症状であれば消化器内科の受診がお勧めです。(看護師)
妊娠中はレントゲンやCT・MRI等の検査が出来ず、また病院を転々としたり検査を繰り返して流産や早産を引き起こす場合もあります。どの病院でも限られた検査しか出来ず、詳しい原因特定は難しいでしょう。原因が分からなければ対症療法しか出来ません。産後治まったのであればホルモンバランスの影響と思いますが、一度詳しい検査をしてみてください。(看護師)

妊娠中は検査や治療に制限があり、対症療法しか出来ないこともあるようです。しかし我慢せず、まずは担当の産婦人科医に相談するのが良いとのアドバイスが寄せられました。


2018/02/09

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