温泉

「妊婦はご遠慮ください」妊婦に有害な効能の温泉もある?

妊娠中に温泉旅行を計画しているプレママから相談がありました。「妊婦はご遠慮ください」などと書かれている温泉もあるようですが、妊婦によくない効能が含まれていることがあるのでしょうか。専門家の意見を聞いてみましょう。

プレママからの相談:「温泉の効能について、妊婦に良くないものはあるのでしょうか?」

安定期に入り、出産前に最後の旅行に行きたいと考えています。温泉に行きたいと考えているのですが、ガイドブックなどで、温泉の効能のところに「妊婦はご遠慮ください」などの表記がされている場合があります。それは温泉の効能の中に、妊婦に良くないものが含まれているということなのでしょうか。それとも妊婦だと色々問題があると判断されてのことなのでしょうか(例えば転倒などの事故)。もし効能に何か問題があるとすれば、どのようなものが良くないのか、理由も合わせて知りたいです。(30代・女性)

医学的根拠がなく、温泉法の規定から除かれた

妊婦を禁忌とする規定は、医学的根拠がないということから、温泉法の禁忌項目から外されたようです。

温泉を提供する施設には注意事項を掲げる必要があり、日常生活に支障をきたす疾患は、禁忌または注意とされています。妊娠は疾患ではありませんが、日常生活に注意が必要とのこと・流産や早産のリスクがあること・温泉の成分がどのような影響を与えるか分からないこと等から、妊婦には禁忌・注意とされていました。しかし、医学的には根拠がないことから、2014年から妊娠中の入浴が禁忌項目から除外されました。(看護師)

こんなことに十分注意して温泉を楽しもう

禁忌ではないものの、やはり妊娠中ならではの注意事項に十分留意の上、温泉を楽しむことが勧められています。

温泉の成分が胎児に悪影響を与えることはないようですが、妊娠中は皮膚が敏感になっていますから、ラジウム温泉・硫黄泉・食塩泉などよりは単純泉の方がよいでしょう。おっしゃるように、滑って転倒することもありますから、足元には充分気を付けて、できれば一人では入浴しない方がよいでしょう。また、のぼせやすくなっているので、長湯にも注意してください。(看護師)
熱いお湯・冷たいお湯への入浴は血圧や脈拍に影響しますので、普段熱いお湯が好きという場合でも、 避けることが望ましいでしょう。また、妊娠中は免疫力が低下するため、感染症への感染リスクがゼロではないということも念頭に入れておきましょう。なるべく体調の良い時期や時間帯を選んで行くことをお勧めします。まずは、温泉宿に泉質や妊婦の受け入れについて確認をしてから行くと良いでしょう。(看護師)

妊娠中に温泉に入るリスクについては医学的根拠がないと指摘されています。とはいえ、妊娠中は皮膚が敏感になっていることや、転倒・感染の可能性が上がることなどを考慮して、十分注意して楽しみましょう。


2018/02/10

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