プール熱

2018/07/21

プール熱ってどんな病気?大人にも感染することがあるの?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

プール熱ってどんな病気?大人にも感染することがあるの?

子どもの学校でプール熱にかかった子がいるため、心配しているパパから相談がありました。プール熱とは何か、大人にも感染するのかといった質問に対し、医師や看護師はなんと答えているでしょうか。

7歳児のパパからの相談:「プール熱とはどういった病気ですか?」

7歳の子どもがいます。学校の友達でプール熱を発症した子どもがいると聞きました。その子どもとは、学校生活の中で一緒に勉強したり、遊んだりしていると思います。今のところ、自分の子どもは平熱ですし、症状らしきものは出ていません。プール熱とはどういった病気なのでしょうか。また、もしかかってしまったら、大人にもうつるのでしょうか。教えてください。(40代・男性)

「アデノウイルス」により引き起こされる「咽頭結膜熱」

プール熱とは、アデノウイルスにより引き起こされる咽頭結膜熱という感染症の別名だと説明がありました。症状や感染経路についての説明とともに、感染者が登校することは法律で制限されているという指摘もありました。

プール熱とは、別名「咽頭結膜熱」とも呼ばれます。発熱、咽頭炎、結膜炎の三つが主要症状になります。アデノウイルスと呼ばれるウイルスの感染症の一種です。唾液や咳などに含まれるアデノウイルスを介して感染が成立します(飛沫感染と呼びます)。また、おもちゃやドアノブ、タオルなどに付着したアデノウイルスに接触することでも感染が成立します(接触感染と呼びます)。(小児科専門医)
プール熱という名前ではありますが、日本のプールでは基本的には消毒で管理されており水そのものでうつることは多くありません。むしろ、タオルなどを介した感染が主流です。およそ1週間ほどの潜伏期間の後に、上記のような症状が出現します。(小児科専門医)
咽頭結膜熱は、文部科学省の定める学校保健安全法の第二種感染症に指定されているため、解熱後、のどや目の各症状が完全に改善してから2日以降でなければ保育園や学校へは通えません。そのため、感染した子も症状が落ち着くまでは登校できない状況にあると思います。(看護師)

大人にも感染する可能性がある

プール熱は大人にもうつることがあるため、家庭内に感染者がいる場合は、手洗いうがいや消毒をしっかり行い、食器やタオルの共用を避けるようアドバイスがありました。

基本的にはお子さんに多い病気ではありますが、大人でもうつることがあります。発症者が近くにいる場合には、手洗いやうがいなどをしっかり行うことが重要です。(小児科専門医)
感染者がいれば、なるべく接触しないことですが、家庭内では食器・タオルなどの共用は避け、感染者は最後に入浴して下さい。複数の人が触れるドアノブ・スイッチ・リモコンなどはアルコール消毒や次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤で代用)で消毒して下さい。ただし、アルコールは濃度が80%以上のものでなければ効果がないといわれています。(看護師)

プール熱とは、アデノウイルスによる咽頭結膜熱のことで、主な症状は発熱・咽頭炎・結膜炎、感染経路は飛沫感染や接触感染であるようです。子どもだけでなく、大人も感染の可能性があるため、身近に感染者がいる場合、手洗いうがいや消毒を行うとともに、食器やタオルの共用を避けることが勧められています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加