基礎体温の基礎

2018/04/11

安定しない基礎体温が気になってしまう…基礎体温を計る意味は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

安定しない基礎体温が気になってしまう…基礎体温を計る意味は?

妊活に有効とされる基礎体温ですが、きちんと計測できているか不安になる事もあります。今回の相談者は20代の女性です。基礎体温をつけ始めたものの、体温が安定しないと言います。気にし過ぎて疲れてしまうと悩む彼女に、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

基礎体温についての相談:「基礎体温計測の重要性について」

婦人科で勧められ、基礎体温をつけ始めて2カ月ですが、高温期と低温期で分かれてはいるものの、高温期の途中に1日だけ体温が下がったり、低温期でも暑い日には体温も高くなっていることがあります。室温が影響することはあるのでしょうか。妊娠を願うあまり、生理前の体温に敏感になり過ぎて疲れてしまいます。基礎体温を測る重要性を教えてください。(20代・女性)

基礎体温は女性ホルモンの様子を知る目安。病気で変化することも

基礎体温は、女性ホルモンの状態を知る目安となります。

基礎体温の計測で生理周期・排卵の有無・ホルモンバランスを知ることができ、排卵日を予想して妊娠のタイミングを計ることができます。理想的なグラフでは、低温期と高温期はきれいな2相に分かれ、低温期と高温期の差は0.3~0.5℃、高温期への移行が2日以内、低温期が10日以上、高温期が10~14日で生理が始まります。神経質にならず、1~2度測り忘れても継続しましょう。(産科・婦人科医師)
基礎体温は、女性ホルモンの状態を知るための目安です。女性の身体は、女性ホルモンの影響を大きく受けます。その変化によって生理周期や排卵日、身体の調子や病気の可能性などを知ることができます。基礎体温が綺麗な変化を示すには、毎日同じ環境・同じ条件・同じ体調で測定する必要がありますが、普通に生活を送っていては難しい場合もあると思います。(看護師)

体調や環境変化の影響を受けやすい。過敏にならず全体を見て

その日や体温や環境の変化の影響を受けやすいため、全体を見て判断しましょう。

基礎体温は気温や湿度だけでなく、頭を持ち上げたり・あくびをするだけでも変動します。毎日同じ時間帯に測るのは難しいでしょうが、できるだけ同じ条件で安静の状態で測定しましょう。夜中に目が覚めたら、身体を動かす前に測定してください。体温と同時に気温・体調の症状・睡眠時間・その日のイベント等も記録すると、体温の変動の原因の目安になります。(産科・婦人科医師)
ストレス・疲労・睡眠不足などで、ホルモンや自律神経のバランスが崩れると体温が変化したり、ほてりや冷え等を感じることがあります。体温が下がったのが1日だけなら、環境による影響・ホルモンや自律神経のバランス・身体の冷え等が原因の可能性があります。高温期の途中で何度も体温が下がったり、高温期が短い場合は黄体機能不全が考えられるため、病院を受診しましょう。(看護師)
基礎体温は、睡眠時間・体調・飲酒などでも変化します。多少の変化やズレは仕方のないことです。一喜一憂せず、全体を見ることが大切です。人間の身体は機械ではありません。神経質にならず、あくまで目安として活用しましょう。(看護師)
仕事等で就寝時間や睡眠時間が不規則な生活を送られている場合であっても、4時間以上の睡眠が確保されていれば、基礎体温測定は可能です。(助産師)

女性ホルモンの状態を知る目安として基礎体温の測定は重要です。あまり神経質にならず、全体を見るようにしましょう。


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