息抜き・小ネタ

2018/03/13

あ、ゲップが出ちゃう! ゲップを抑える方法はある?

この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部

あ、ゲップが出ちゃう! ゲップを抑える方法はある?

人前でゲップをするのはマナー違反といわれます。
おならも同様ですが、欧米ではゲップの方がマナー違反の度合いが高いとされています。
とはいうものの、ゲップもおならも生理現象です。
体調によっては我慢しない方がよい場合もあるでしょう。
そこで今回は、ゲップの原因や体調との関係、また我慢する方法などについてご説明たいと思います。

ゲップの原因はなに?

ゲップは、胃の中にたまった空気が口から外に排出される生理現象です。
呼吸、食事、会話などにより自然に体内に入った空気は、一時的に胃に溜まり、体内に吸収されない分は逆流して外に出されます。これがゲップです。
ゲップは、身体にとっては胃の負担を軽くする反射的行動です。
つまり、余分な空気が胃に溜まること、それが体内にうまく吸収されないことで、ゲップが起こるというわけです。

胃の働きとゲップの関係

それでは、ゲップは胃がどのような状態のときに出やすくなるのでしょうか。
よくある原因として3つのことが挙げられています。

胃腸の不調や病気

胃炎や十二指腸潰瘍などで胃の働きが低下しているとき、また、逆流性食道炎やその原因となる食道裂肛ヘルニアなどの病気の症状としてゲップが出ます。
その際、胸やけや胃酸の逆流によるのどへの刺激や異臭をともないます。

ストレスなど心理的要因

不安や緊張による口の渇きから、唾液を飲みこもうとして空気も一緒に飲んで胃に溜まることがあります。
不安を感じている、緊張している、といった状態のとき、自律神経は交感神経が優位です。
胃の働きは低下し空気は胃に溜まり、ゲップとして排出されます。
また、ストレスがあると、歯をかみしめて唾液が増え、飲みこむときに空気も一緒に飲みゲップの原因になる場合もあります。
さらに、ストレスからくる胃腸の働きの低下による便秘も、ガスを吸収する腸の作用を弱め、胃の膨満感(ぼうまんかん:ガスがたまった状態)が生じゲップの原因となります。

生活習慣

<食生活>
早食い、大食い、まとめ食いは、いずれも胃に負担がかかりゲップの原因になります。
また、脂肪やタンパク質を消化する際は、多くの胃酸が分泌されて消化に時間がかかりますので、やはり胃に負担がかかりゲップをひき起こします。
他にも、刺激の強いもの、コーヒーやアルコール飲料、炭酸飲料などもゲップの誘因になります。

<運動・姿勢>
運動不足は胃腸の働きを弱め、自律神経の働きを乱します。
そして、知らず知らずのうちに空気をたくさん飲みこんでいることがあります。
この症状を「呑気症(どんきしょう)=空気嚥下症」といい、ゲップの原因になります。
また、パソコンやスマホを長時間うつむいて操作する姿勢は、歯のかみしめを招き呑気症につながるといわれています。

ゲップを抑える方法

エチケットを重視して、一時的に人前でゲップを我慢しなければならないシーンもあるでしょう。
その際は、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか。

・顎を引いて下を向く
→気道が狭くなりゲップがでるのを抑える効果があります。

・唾液を飲む
→唾液といっしょにゲップを飲み込みます。ただし、空気は飲みこまないでください。

・口を閉じる
→ゲップを鼻から抜く方法です。音は出ないので周囲に気づかれません。

また、一旦場所を移してトイレなどでゲップを出してもよいでしょう。
次のような方法があります。

・背中を軽くたたく
→授乳後に赤ちゃんのゲップを出してあげることと同じ要領です。

・深呼吸
→鼻と口から息をゆっくりと吸い、胃の辺りを意識してお腹をへこませ、ゲップをだすイメージでゆっくりと息を吐きましょう。

・軽く身体を動かす
→ゆっくりと深呼吸をしながらストレッチや体操をすると、ゲップが出やすくなります。

体調を整え、ゲップを出にくくしよう

しかしながら、一時的に対処したとしても、ゲップは胃腸の調子がよくないというサインです。
我慢し続けていると、体調を悪くしたり病気になったりする可能性もあります。
ゲップが出やすい人は、胃腸を健康に保って、ゲップが出にくい体調を整えることが必要です。
それには、上で述べた内容に留意した上で、以下のような方法が有効でしょう。

・タバコを吸わない
→ニコチンやタールによる「胃もたれ」「胸やけ」を防ぎます。

・食後は横になる
→胃の消化を助け、ゲップを抑えます。
消化を促進するなら「右」を下に、ゲップがひどいときは「左」を下にして横になるとよいでしょう。

・便秘を治す
→ストレスによる便秘を含め、便秘は消化の妨げとなり、腸内にガスをため込んで、ガスをゲップとして排出します。

胃腸薬や便秘薬など、ゲップを抑える市販薬もありますが、しばらく飲んでも改善が見られないときは、内科の受診をおすすめします。

<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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