産後の生理

2018/04/07

産後の生理再開を早めたい。母乳育児はNGなの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後の生理再開を早めたい。母乳育児はNGなの?

母乳育児のママは、授乳に関係するホルモンの働きにより産後の生理再開が遅くなるという話をよく聞きます。早期に生理の再開を希望する場合は、母乳育児は中止した方が良いのでしょうか。専門家に聞きました。

産後3カ月のママからの相談:「早い時期に次の妊娠を希望。産後の母乳育児は早めに切り上げるべき?」

産後3カ月で、完全母乳で育児をしています。母乳を飲ませている間には生理は来ないと知人から言われたのですが、年齢的なこともあり次の妊娠を出来るだけ早い時期にと望んでいます。生理が来なければ妊娠の可能性も低いと思いますので、妊娠を望むなら母乳を早めに切り上げた方が良いでしょうか。(30代・女性)

母乳栄養のママでも産後約1年で生理が再開

専門家によると、母乳育児によって生理の再開が遅くなるという事は本当のようです。しかし、生理の再開の時期は個人差が大きく、母乳育児でも早めに再開する方もいます。

産後の生理再開の時期は人それぞれで、母乳栄養をしていても1~2カ月で始まる方もいます。一般的には母乳栄養でも完全ミルクでも、産後半年~1年以内に再開する方が多いようです。(医師)
出産後にはエストロゲンの分泌は減少しますが、プロラクチンの増加により母乳分泌の役割を果たしていますが、プロラクチンの分泌が盛んだと、排卵を誘発させるゴナドトロピンの分泌が減少するため、生理が始まりにくくなるのです。しかし授乳中は必ずしも生理が始まらないということではないので、そのまま様子を見ても良いかもしれません。(看護師)

生理再開を早める方法はいろいろ

生理再開を早めるために母乳育児を止めるべきか、という質問に対する専門家の意見は様々です。お子さんに母乳を与えることの益も考慮し、慎重に決定されるのが良いでしょう。

次の妊娠のために早めに断乳される方もいますが、個人的な意見としては、母乳が出ている間は出来るだけ授乳し、お子さんから離れる卒乳が良いと思います。(医師)
育児とのバランスも重要ですが、生理を早く迎えるためには、授乳回数を減らしてプロラクチンの生産を出来るだけ少なくする事や、もしくは授乳を止めて粉ミルクにする事、などがあります。しかし次の妊娠を急ぐことによって授乳を控えるというのは、抵抗があるかもしれませんね。(看護師)
産後の生理再開は、子宮が回復しホルモンバランスが整ったサインです。子宮の回復を促すためには、充分に睡眠を取る・ストレスや疲れを溜めない・骨盤矯正体操を行う・体を冷やさない等に注意してください。いつ排卵が起こるか分かりませんし、生理が始まったと思っても、産後は無排卵や生理不順になることもありますので、出来れば基礎体温を測ってください。(医師)
家族計画で次の妊娠を急ぐママの気持ち、よく分かります。しかし、産後3ヵ月で完全母乳が確立しているのに、無理やり母乳をやめるのはもったいないです。乳房トラブルが起こる恐れもあります。また、赤ちゃんもこれから離乳食が始まり、母乳を飲む回数も今までより減ってきます。そうすれば、自然と母乳の分泌量も減ります。乳房トラブル回避のためにも、赤ちゃんのためにも、自然な形で卒乳を行うことが最善ではないでしょうか。(助産師)

早い時期に次の妊娠を希望されているので、生理再開を早めたいという気持ちはよく分かります。生理再開には個人差があり、母乳育児の利点も考えて母乳中止を決定なさるようお勧めします。


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