生理の悩み

2018/03/26

生理痛の薬って毎回飲むと、徐々に効かなくなるの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

生理痛の薬って毎回飲むと、徐々に効かなくなるの?

生理痛は、市販の痛み止め薬でもコントロールすることが出来ます。しかし、生理の度に痛み止めの薬を服用すると、徐々に薬が効きにくくなるのでは…と心配になる事があります。専門家の意見を聞いてみましょう。

20代の女性からの相談:「生理痛の薬、約1年で効果が薄れてきた。服用は控えた方が良い?」

現在学生ですが、生理痛(特に腹痛や腰痛)が辛く、最近では市販の薬を服用しています。服用を始めて約1年ですが、効力が薄れてきたように感じます。月に4日程の服用ですが、これほど早く薬に慣れる事はあるのでしょうか。今後20~30年は生理と付き合わなくてはならないのに、もう効果が切れてしまうのは困ります。服用はなるべく控えた方が良いのでしょうか。(20代・女性)

用法容量を守った服用であれば心配なし

専門家によると、用法容量を守った生理時のみの使用で薬に慣れて効かなくなってしまう耐性ができるとは考えにくいようです。

痛み止めを長期に渡って服用していると、薬に対する耐性ができて効き目が弱くなる事があります。鎮痛には習慣になるものもありますが、容量・用法を守っての服用でしたら心配ないですし、生理痛のように月に3日程の短期間の服用でしたら、心配ないでしょう。(医師)
生理痛の時だけに痛み止め等を服用することで、薬が効かなくなってくるということは考えらえません。確かに、痛み止めを長期間に渡り連続服用することで、薬に対する「耐性」が出てくることに間違いはありません。しかし毎月3~4日間の連続服用を1年間続けても、耐性が出ることはないでしょう。(看護師)

薬が効かなくなったのは、生理痛が酷くなったせいかも…

痛み止めが効かなくなったと感じるのは、生理痛が以前より増している場合や、生理痛の原因となる婦人科系の病気がある場合が考えられます。毎回強い痛みがある場合は婦人科を受診しましょう。

薬の効果が薄れてきたのは、生理痛が酷くなっているせいかもしれません。生理痛の原因には、子宮口が狭く経血を排出させる際に負荷が掛かってしまう、血行不良、生理中に分泌されるプロスタグランジンや卵胞ホルモンであるエストロゲンの過剰分泌、骨盤の歪み、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患などが考えられます。毎回、鎮痛薬の服用が必要な痛みの場合は、病院を受診した方が良いでしょう。(医師)
生理痛が酷くなる原因には、ホルモンバランスの変化も考えられます。また、疲労やストレス等が続くことでも生理痛が強くなるとも言われています。痛み止めが効かなくなるような生理痛の原因としては、子宮内膜症などの疾患が原因ということも否定はできません。今後、生理痛だけではなく不安に思うような症状が併発したり、経血の性状がおかしい状態が何カ月も続く場合は、病院の受診も考えてみましょう。(看護師)
婦人科を受診して、何か原因があるのか診察してもらいましょう。その結果で早いうちに治療をすれば、毎月痛みに耐えて過ごすことも軽減されるかもしれません。また、産婦人科医師からご相談者様に合った薬を処方してもらえます。(助産師)
市販薬は色々な種類があってどれを選んで良いのか分からない場合は、薬剤師が常駐している薬局・ドラックストアで相談してみるのも良いでしょう。(助産師)

痛み止めの服用を控えた方が良いのか?という質問に対し専門家は、用法容量を守っての服用を勧めています。また、生理痛が以前より酷くなっている可能性があるので、一度受診し原因を調べると安心かもしれません。


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