月経前症候群・PMS

2018/03/27

出産してからPMSの症状が…子宮内膜症との関連はある?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

出産してからPMSの症状が…子宮内膜症との関連はある?

生理が始まる1週間~10日前の期間に頭痛や下腹部痛など不快な症状に悩まされる場合は、月経前症候群(PMS)を疑います。子宮内膜症があると、PMSの症状が強く出ることがあるのでしょうか。専門家に聞きました。

産後2年のママからの相談:「産後の生理再開後、PMSの症状が出るように…子宮内膜症との関連は?」

妊娠するまではPMSの症状はほとんどなく、下腹部辺りが重く感じる程度でした。しかし産後3カ月で生理が再開してからは、生理の1週間~10日前から腰痛と頭痛を感じるようになり、毎日鎮痛薬を飲まないと我慢できない程です。妊娠前に子宮内膜症が2カ所あると言われましたが、手術などは受けていません。子宮内膜症が悪化している事は考えられますか。(40代・女性)

PMSと子宮内膜症の関係性ははっきりしていない

専門家によると、PMSが起きる原因がはっきりと解明されていないため、現時点でPMSと子宮内膜症を関連付けて説明することは出来ないようです。

PMSの原因は、実ははっきりと分かっていません。排卵後の黄体期に分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの急な変化が関わっているという説もありますが、やはり確実なことではありません。また、子宮内膜症が直接的な原因となってPMSの症状を起こしたり、増強することは無いとされています。(看護師)

子宮内膜症があると生理痛が酷くなる

PMSではなく、生理開始後に見られる生理痛と子宮内膜症には関連があるようです。医師によると、子宮内膜症がある方は生理痛が強く出るケースがあります。

産後の生理痛が酷くなる原因には、骨盤の歪み・育児による疲れ・ストレス・睡眠不足等がありますが、子宮内膜症も原因の一つです。おそらく妊娠・出産によるホルモンの変化によるものと思いますが、産後に子宮内膜症を発症する場合もあり、産後の生理痛が酷くなって気付く方もいます。(医師)

産後に子宮内膜症が進行することも…まずは受診を

子宮内膜症は、ホルモンの影響で進行することがあるようです。産後に内膜症が悪化している可能性もあります。再度、検査をお受けになるようお勧めします。

子宮内膜症の悪化を、否定することはできません。定期的な診察は受けた方が良いでしょう。(看護師)
子宮内膜症は、生理の度にエストロゲンという女性ホルモンの影響で症状が悪化しますが、妊娠するとプロゲステロンというホルモンがエストロゲンの働きを抑制しますから、一旦症状は治まります。しかし、生理が再開すれば再びエストロゲンの影響を受けるため、元々内膜症があれば進行する場合があります。子宮内膜症は不妊の原因にもなりますので、早めに病院で検査した方が良いでしょう。(医師)

PMSと子宮内膜症との関連性ははっきり分からないというのが専門家の意見です。しかし産後の生理が再開すると、子宮内膜症が悪化する恐れありますので、早めに受診しましょう。


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