悪露

2018/03/29

悪露の塊がふさいで排出が滞っているのではと不安です

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

悪露の塊がふさいで排出が滞っているのではと不安です

帝王切開後、悪露の出が良くなく処置をしたり、大きな塊が出たりという事があり心配になっているママからの相談です。悪露の塊が残って排出が妨げられる事があるのかどうか、看護師さん達のアドバイスを見てみましょう。

ママからの相談:「悪露の塊について」

帝王切開で双子を出産しました。出産後の子宮の戻りは順調でしたが、5日後の退院時検診の際、悪露の出が良くないとのことで処置をしていただきました。その後1カ月健診の際も、まだ悪露が出切っておらず、もう少し様子を見る事になりました。一度悪露が少なくなった後に、ゴルフボール大の塊が出たことがあります。現在は悪露はほとんど出なくなりましたが、塊がまだ残っており、排出が滞っているのではと少し心配です。 (30代・女性)

塊が詰まっている場合は掻き出す処置も

悪露の量や排出期間は、出産回数や赤ちゃんの大きさ、帝王切開かどうか等にもより個人差があります。量が多い・排出がスムーズでない等の原因で塊ができて詰まると、悪露の排出を妨げることもあり、その場合は掻き出す処置を行う事もあるようです。

妊娠中は、子宮の壁に胎盤や卵膜が付着し、お産によって自然にはがれる仕組みになっています。胎盤がくっついていた部分は、血管が収縮することによって血液が止まります。子宮の収縮が悪いと、じわじわと出血することがあります。また、胎盤や卵膜が残っている場合は、その部分の子宮の収縮が悪くなります。そのため、悪露の排泄が長引いたり、場合によっては、子宮の中が感染してしまう場合があります。(助産師)
個人差はありますが、悪露の総量は500~1000mlで、出産の回数が多くなるほど悪露の出る期間は短く、赤ちゃんの出生時の体重が重いほど出る時間が長くなると言われています。帝王切開の場合は胎盤を取り除いた後、子宮の中に残った血液等を吸引して取り除くため、自然分娩より量は少なめになります。しかし、傷が修復されるまでは長く続く傾向にあるようで、産後2カ月続く場合もあります。(産科看護師)
悪露の量が多かったり排出がスムーズでないと、悪露の塊を作りやすくなってしまいます。その塊が子宮頚などにフタのように被さることで詰まったような形となり、悪露の排出を妨げる事があります。このため悪露を「掻き出す」というような処置を受ける場合もあります。(看護師)

心配し過ぎずにしばらく様子を見ても

悪露はある日突然ピタリと止まるのではなく、止まったり再開したり、増えたり減ったりしながら消えていきます。子宮の回復が順調なのであれば、今は一喜一憂し過ぎるのではなく、しばらく様子を見ましょう。

入院中の活動量と、退院後の家での活動量では、家でのほうが動くと思います。そのため、入院中は悪露が減ってきたと思っても、退院してから悪露が増えたという方もいらっしゃると思います。(助産師)
悪露は止まったと思っても、再び出血したり塊が出る事があり、減ったり・増えたりを繰り返しながら自然に消失します。子宮の回復に問題なかったのでしたら心配ないでしょう。 (産科看護師)
悪露の排出が終了する時期はかなり個人差がありますが、多くは産後1カ月程度で止まると言われています。しかし、悪露の排出は長い人では2~3カ月程度掛かる事もあります。悪露の量は産後の過ごし方で増えたり減ったりする事がありますし、悪露の量がかなり少なくなると排出も遅れる事があるので、しばらくは様子を見て良いと思います。 (看護師)

悪露の量や排出期間には個人差があります。悪露の塊が悪露の排出を妨げているような場合は、掻き出す処置が行われるようです。悪露は増えたり減ったり、止まったり再開したりを繰り返しながら徐々に消失していきますので、子宮の回復に問題なければ心配し過ぎず様子を見ると良いようです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加