貧血

2018/03/30

妊娠中の貧血・産後の悪露で、更に貧血が酷くなる?

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妊娠中の貧血・産後の悪露で、更に貧血が酷くなる?

妊娠中の妻が貧血で、鉄剤を使用しても辛そうなのを見て、産後の悪露で1カ月も出血して大丈夫なのかと心配しているダンナさんからの相談です。悪露と貧血の関係と注意点について、看護師さん達はどのようにアドバイスしているでしょうか。

プレパパからの相談:「どの程度であれば貧血を心配するのでしょうか」

妻が今月出産予定で、妊娠中の貧血により鉄剤内服中です。鉄剤を内服しても、全身倦怠感や立ちくらみ、息切れ、動悸症状が強く、ヘモグロビンが10以上にならないため、注射剤投与が検討されています。産後の悪露というのは通常でも1カ月程度出血するようですが、通常の月経でも貧血になる女性がいるのに、そんなに長期間出血していたら極度の貧血になりそうで心配です。悪露がどの程度の時、貧血の進行を心配したら良いでしょうか。 (30代・男性)

悪露は全てが血液ではない

1カ月出血するというと大変な事のようですが、悪露は実際には血液の他に粘膜や分泌物なども含まれ、血液の割合は徐々に減っていきます。いつまでも出血がある場合や、立ちくらみや顔色などに貧血のサインが見られる場合には注意してください。

出産は500ml程度の出血があるとされていますし、産後の貧血は心配になりますよね。しかし、悪露の全てが「出血」ではなく「粘膜」や「分泌物」も含まれます。産後の日数が経つほど悪露に含まれる出血量は少なくなってくるので、そこまで不安になる必要はないかもしれません。しかし悪露の終了はかなり個人差があり、1カ月程度で終了する人もいれば2~3カ月も掛かる人もいます。(看護師)
注意したい事としては、悪露の状態です。出産から3日目程度は出血量も多く、色も明らかに赤い状態です。1週間を超えてくると血液の量が減少して、褐色に変化してきます。産後2週間以降は、出血はほとんど認める事はありませんので、ポイントは出血がいつまで続いているかということです。 (看護師)
元々貧血の方は産後も貧血が続く事がありますし、母乳栄養でしたら、更に貧血が進行する事もあります。貧血の進行の目安に、立ちくらみがする・顔色が悪い・目の下の裏側が白い等の症状に注意してください。(産科看護師)

ヘム鉄と非ヘム鉄をバランス良く摂取

鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、両方をバランス良く摂る事で貧血の改善に繫がります。ビタミンCを合わせて摂る事も助けになるようです。

貧血の改善のために、鉄分中心のバランスの取れた食事を摂るようにしてください。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、ヘム鉄はレバー・魚介類・肉類等の動物性の物に含まれ、非ヘム鉄は小松菜・大豆・ひじき等の植物性の物に含まれています。効率良く鉄分を摂取するためには、どちらもバランス良く摂る必要があり、ビタミンCと摂ると鉄分の吸収が良くなります。 (産科看護師)

悪露には血液の他に、粘膜や分泌物も含まれており、血液の割合は日数の経過と伴に減少していきます。一般に、産後2週間目を目安に血液は含まれなくなってくるようです。出血期間が長い場合や、立ちくらみ等の症状がある場合は貧血に注意が必要です。貧血の改善のため、ヘム鉄と非ヘム鉄をバランス良く摂取する事が勧められています。


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