子どもの心

いやいや期の我が子、どこまで叱っていいの?(対象:2歳前後)

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の浅古尚子(あさこなおこ)です。夫、5歳と0歳の娘の4人家族です。

「うちの子、“いやいや”がすごくて、毎日叱ってばかり。疲れてしまいます…」多くの人が悩む「いやいや期」、一体どうアプローチするのが良いのでしょうか。

「いや!」と言って当たり前の時期

そもそも「いやいや期」とは、2歳前後に自我が芽生えることによって生じます。子どもは「自分に意志がある」ことに気づいた喜びから、これまで受け入れていた親の意向にあえて逆らうことが多くなるのです。発達心理学では、第一次反抗期と呼びます。親にとっては大変なこの「いやいや期」、実は、子どもの成長の証でもあります。
ですから、「急にワガママになった!」「なぜ逆らうの?!」と焦らず、「いや!と言って当たり前の時期」だと思ってどーんと構えることをオススメします。とはいえ、そんな「いやいや期」に、子どもの意志を尊重するのか、それとも叱って親の意向に沿わせたほうがいいのか、悩ましいですよね。

まずは、共感してみましょう

頭ごなしに「ダメ!」「こら!」などと叱るのも、親も疲れてしまいますし、子どもも拒否されたことによって、ますますいやいやが激しくなることもあります。この時期、子どもは自我が芽生えたことによって、禁止されるとわかっていても、わざと試してみようと行動していることが多いのです。この好奇心、探究心を、できるだけ受け止めながら、導くことができるといいですよね。

まずは、子どもの意向を受けとめてみましょう。たとえば、「そうか、こっちが好きなのね」「自分でやりたかったね」など、言葉にして共感してみましょう。特に、子どもが探究心からしている行動については、むやみに止めるのではなく少し様子を見てみても良いでしょう。

叱っても良いのはどんなとき?

子どもの身に危険がある時は大きな声で叱る必要もありますし、人に迷惑をかけてしまう時、傷つけてしまう言葉や行為については、しっかり教える必要があります。2歳を過ぎれば、善悪の区別がつきはじめているので、言葉と表情で伝えていきましょう。「あなたはこれをしたいのね、でもこれをされたらどうなるかな?痛いよね」など。できた時には、いっぱい褒めて、「そうだね、これはやめた方が、安心だね」など言葉をかけていきましょう。

「しつけ」がはじまるこの時期から

実は、この時期が「しつけ」のはじめ時でもあります。もともと「仕付ける」とは、着物を縫う時に、あらかじめ形を整えるために仮に縫い付けておくことを言いました。着物が本格的に縫い上がると、しつけの糸は「はずす」のです。ですから「しつけ」の目的は、いずれ子どもが自分の意志で判断し、行動をコントロールできるようになったら「はずす」ことなのです。ただ頭ごなしに否定や命令をして強制するのではなく、「これをすると何がいいのか」ということを教えて、行動を促していくことを心がけられるといいですね。

具体的な言葉かけのやり方については、こちらの記事をご参照ください。

いやいや期を乗り越えると、子どもは精神的にぐっと成長し、たのもしくなってきます!親子の絆が深まるチャンスと捉えて、楽しんでいけるといいですね。

【外部リンク】
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2018/02/21

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この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント浅古 尚子(あさこ なおこ)