歯周病

2018/04/22

歯周病と早産の関係は?歯の治療は妊娠何カ月までできる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

歯周病と早産の関係は?歯の治療は妊娠何カ月までできる?

虫歯と歯周病があると診断された妊婦さんからの相談です。出産前に治療をしたほうがよいのか、歯周病は早産と関係あるのか、いつごろまで治療が可能なのか、といった質問に対し、専門家はなんと答えているでしょうか。虫歯と歯周病があると診断された妊婦さんからの相談です。出産前に治療をしたほうがよいのか、歯周病は早産と関係あるのか、いつごろまで治療が可能なのか、といった質問に対し、専門家はなんと答えているでしょうか。

妊娠8カ月のプレママからの相談:「歯周病は早産と関係がある?治療はいつまで可能?」

現在妊娠8カ月です。妊娠初期の頃のつわりで歯磨きが十分にできなかったためか、歯や歯茎が痛くなり、歯科を受診したところ、虫歯が13本ありました。虫歯だけでなく、歯茎も弱い状態で歯周病になりかけていると言われました。その後、切迫早産になり1カ月ほど治療を中断していたのですが、妊娠中に治療してしまった方が良いのかどうか悩んでいます。歯周病は早産とも関連があると聞いたことがありますが本当でしょうか。また、歯周病や虫歯をそのままにしておくのは心配なのですが、妊娠中、治療はいつ頃まで可能なのでしょうか。(30代・女性)

歯周病は早産リスクを高くする

妊娠中の歯周病は、早産や低出生体重児のリスクに大きくかかわっているようです。高齢出産よりもさらにリスクが上がるという指摘がありました。

妊娠中はホルモンバランスの影響で、口内環境が変化すること・つわりで食べることがままならず唾液の分泌が減ること・吐き気で歯磨きが満足にできないことなどから、虫歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなります。(看護師)
妊娠中の歯周病が早産や低出生体重児の確率を高くするという報告があります。高齢出産による発生率よりも高くなるといわれています。(看護師)
これは、炎症によって量が増えるサイトカインという活性物質がプロスタグランディンの分泌を促してしまい、子宮収縮が起こるためといわれています。(看護師)

妊娠中の治療がベスト

出産してからでは治療が難しくなるため、妊娠中に治療しておくことが勧められています。体調を見ながらですが、仰向けになって苦しくなければ治療が可能だとアドバイスがありました。

出産後は歯科通院が難しくなるので、妊娠中に出来るだけ治療して下さい。いつ頃までということはなく、体調に問題なければ出産間近まで可能でしょう。(看護師)
治療を受ける時期としては、つわりが終わり安定期に入った後から、仰向けになっても苦しくない時期までが適しているでしょう。ただし、妊娠37週を過ぎると陣痛がいつ来てもおかしくない状態になりますので、仰向けになれたとしても無理はせず、長時間の治療は避け、応急処置程度の治療を受けるようにしましょう。(看護師)

妊娠中の歯周病は、早産などのリスクを高めるという報告があるようです。出産後は通院が難しくなるため、妊娠中のうちにできるだけ治療しておくことが勧められています。いつまで治療できるという決まりはありませんが、仰向けになって苦しくない時期までが適しているようです。


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