骨盤ベルト

骨盤ベルトで切迫流産は防げる?ずれて不快だけど外した方がいい?

骨盤ベルトには切迫流産の予防効果もあるのでしょうか。今回は5カ月の妊婦さんからの相談です。骨盤ベルトをしていた人が切迫流産で入院した話を聞き、予防効果がないなら外したいという相談者さんですが、専門家からはどんな回答が寄せられたでしょうか。

骨盤ベルトについての相談:「骨盤ベルトの効果について」

第二子妊娠中です。第一子の時、産院で骨盤ベルトを勧められ、初期から装着していました。腰痛予防や改善になり、骨盤の歪みによる妊娠トラブルも回避出来るとのことで、今回も初期から利用しています。骨盤ベルトで正しい子宮の位置を保ち、子宮頸管も長く保てることで切迫流産防止になるとも聞いたのですが、最近、骨盤ベルトをしていたのに切迫流産で入院したという話を聞きました。骨盤ベルトは切迫流産防止にはならないのでしょうか。妊娠後期はベルトをしていると前屈みが辛く、ベルトがずれると不快です。もし意味がないのなら外したいと思っています。(30代・女性)

骨盤ベルトで切迫流産は防げない。子宮頚管無力症による切迫早産は効果あり

骨盤ベルトで切迫流産を予防出来るわけではないようです。子宮頚管無力症による切迫早産の場合は効果があるとの意見がありました。

骨盤ベルトを着用したからといって切迫流産や切迫早産を予防出来るわけではありません。切迫流産の多くは胎児の染色体異常が原因で、原因不明のこともあります。(看護師)
切迫早産は、子宮頚管無力症・妊娠高血圧症候群症・前置胎盤・感染症・歯周病など、様々な原因があります。子宮頚管無力症の場合、骨盤ベルトの着用で早産が予防出来たケースがあるようですが、子宮頚管無力症の場合に限り、効果には個人差があるでしょう。(看護師)
基本的に寝る時は装着しなくても良いですが、切迫早産の恐れがある場合は、寝る時も装着した方が良いでしょう。正しい付け方は助産師に相談して下さい。また妊娠中と産後はべルトの位置が変わるので注意して下さい。(看護師)

自分に合ったものを正しく装着することが大切。無理に締め付けると逆効果に

骨盤ベルトは自分に合ったものを正しく装着することが大切なようです。

骨盤ベルトは体幹や骨盤を支えてくれるため、骨盤の歪みの防止・子宮を正常な位置に保つ・腰痛予防などの効果があり、多くの病院が妊娠初期から産後も着用を勧めています。しかし間違った装着や子宮を締め過ぎれば、効果がないだけでなく、早産の原因にもなります。 (看護師)
大きくなったお腹を無理矢理締め付けたり、苦しいのを我慢しなければならないのであれば、今の身体や状態に合っていないのでしょう。締め付けず、お腹を包み込む腹帯タイプやガードルタイプ等を試しても良いでしょう。(看護師)
自身に合ったサイズを正しく装着し、締め過ぎないようにして下さい。選ぶ際は身体に合ったものか、試着しましょう。動いた時にずれる場合やお腹がきつい場合は締め直して下さい。妊婦さん本人が楽に過ごせることが大切です。骨盤ベルトは産後にも使用出来るため、着用の継続を検討して下さい。(看護師)

切迫流産は骨盤ベルトで予防出来るわけではないようです。子宮頚管無力症による切迫早産は効果が期待できる場合もあるとの回答が寄せられました。自分に合ったものを選び、正しく装着することが大切とのアドバイスもありました。


2018/05/06

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