痒み

2018/04/19

妊娠中のひどいかゆみと湿疹、いったい何が原因なの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中のひどいかゆみと湿疹、いったい何が原因なの?

皮膚のかゆみと湿疹に悩まされている妊婦さんからの相談です。妊娠中の皮膚トラブルについて、専門家に説明していただきました。

妊娠8カ月のプレママからの相談:「このかゆみの原因はいったいなんでしょうか?」

現在30週に入ったばかりです。数カ月前からお腹周りと胸と腕の痒みがひどくなりました。お腹や胸は妊娠の影響で妊娠前よりも皮膚が伸びることが原因だとは思うのですが、腕の痒みについては良く分かりません。痒みのある場所には湿疹のようなものがポツポツと出来てしまい、掻かないようにしてはいるのですが、なかなか良くなりません。耐えきれずに掻いてしまうと血が出てしまい、その跡が取れずに残ってしまいました。この痒みの原因は一体何なのでしょうか。(20代・女性)

「妊娠性痒疹」である可能性も

ホルモンバランスによるともいわれている「妊娠性痒疹」である可能性があると指摘されています。また、同じくホルモンの関係で皮膚が乾燥しやすいことも関係があるようです。

妊娠中は皮膚のトラブルが発生することが多くあります。お腹や胸の痒みは皮膚が引っ張られることによる痒みも考えられますが、湿疹も出ているのであれば「妊娠性痒疹」である可能性があります。妊娠中に全身に現れる痒みを伴う湿疹ですが、原因ははっきり分かっていません。女性ホルモンのバランスの変化による可能性がいわれており、妊娠の中期から後期にかけて多く発症するといわれています。(看護師)
妊娠中は、プロゲステロンの分泌が増えることで肌荒れや皮膚の乾燥が起こりやすくなります。皮膚の乾燥は、バリア機能を低下させ湿疹の悪化・痒みの増強をもたらします。(看護師)

保湿を心がけ、爪は短く切っておこう

皮膚の乾燥を防ぐため保湿を心がけ、搔いてしまっても傷にならないよう爪を切っておくことが勧められています。また、症状がひどい場合はまず主治医に相談し、そのうえで皮膚科を受診するとよいようです。

まずは、皮膚が乾燥しないよう保湿を心がけてみましょう。また、熱いお湯でシャワーや入浴をすると血管が拡張し、痒みが増強します。熱いお湯でのシャワーや長時間の入浴は避けるようにしましょう。(看護師)
強い痒みがありますが、掻き毟ってしまうと跡が残りますから、痒みがある時は、冷たいタオルなどで冷やしてなるべく掻かないようにして下さい。また、爪は短く切って、掻いても皮膚を傷つけないようにしましょう。(看護師)
痒みや湿疹が酷い場合は、一度担当医に相談してから、皮膚科を受診するようにしましょう。また、妊娠中は色素沈着しやすいため、傷跡などの色が残ることがありますが、妊娠後に新陳代謝が促されると薄くなることもあります。(看護師)

妊娠中のかゆみや湿疹は、ホルモンバランスの変化により皮膚が乾燥しやすいことに加え「妊娠性痒疹」と呼ばれる状態である可能性があるようです。保湿に努め、爪を短く切っておくこと、ひどい場合は担当医に相談の上皮膚科受診を検討することが勧められています。


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