妊娠性痒疹

妊娠性痒疹と乾癬は似ている?妊娠がきっかけで乾癬になる?

妊娠がきっかけで乾癬になることはあるのでしょうか。今回は20代の女性からの相談です。8カ月の時に痒みに見舞われ、妊娠性痒疹と診断されましたが、その後、乾癬であることが判明したといいます。妊娠性痒疹は乾癬と見分けがつきにくいものなのでしょうか。専門家に聞いてみました。

乾癬についての相談:「乾癬と妊娠性痒疹について」

妊娠8カ月の頃、突然身体中が痒くなり、全身に湿疹が出来ました。何件も病院を周り、妊娠性痒疹と言われたのですが、日に日に酷くなり、緊急入院になりました。その時に乾癬だと言われ、産後5カ月経った今も治療中です。妊娠がきっかけで乾癬にかかることはよくあることなのでしょうか。妊娠性痒疹に悩んでいる話はよく聞きますが、乾癬と見分けがつかない場合もあるのでしょうか。8カ月になるまでは何ともなかったので不思議で仕方がないです。珍しいケースなのでしょうか。(20代・女性)

原因不明の乾癬。初期段階は妊娠性痒疹との判別は困難

原因がまだ明らかではない乾癬ですが、初期段階での妊娠性痒疹との判別は難しいとの声が寄せられました。

乾癬は、はっきりとした原因はまだ解明されていません。もともとの体質・ストレス・外傷・感染症などが起因するといわれます。また、肥満・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病が発症要因となるともいわれます。乾癬は、赤い発疹の上に白い垢のような皮膚が付着し、それがボロボロ落ちるような湿疹です。(看護師)
乾癬の明らかな原因ははっきりしていませんが、遺伝・ストレス・生活習慣・食生活などが考えられ、妊娠してホルモンバランスが変化したことも影響があると思います。男女差はなく、色白な方がかかりやすいともいわれています。妊娠性痒疹は経産婦に多く、妊娠後期に症状が酷くなる傾向にあります。(看護師)
妊娠性痒疹は、蕁麻疹に似たような赤い膨隆疹です。湿疹が進行すると、目で見て区別することも可能ですが、初期では判断が難しく、妊娠性痒疹と診断されることも少なくないでしょう。痒みや湿疹が酷い場合は、担当医に相談し、皮膚科を受診することが必要です。(看護師)

妊娠によるホルモンバランスの変化は皮膚疾患の原因に

妊娠中のホルモンバランスの変化は皮膚疾患の原因となり得るようです。

乾癬は、妊娠をきっかけに発症したり、症状が悪化したりするケースがあります。妊娠中は女性ホルモンのバランスが変化することにより、皮膚トラブルが起こりやすい状態になります。さらに、自律神経のバランスの乱れ・免疫力の低下などにより、体調が妊娠前とは異なります。そのため、妊娠中に皮膚疾患を発症したり、皮膚疾患が悪化したりすることは珍しいことではありません。(看護師)
湿疹・水泡・痒みなどがありますが、一般的に出産すると改善されます。どちらも同じような症状ですので、見分けが難しいですが、よく見ると乾癬は皮膚が赤く盛り上がって、銀白色のかさぶたが重なり、痒疹は赤いブツブツがでます。どちらも外用薬で治療出来ますので、しっかり治療しましょう。(看護師)

初期段階では乾癬と妊娠性痒疹は見分けがつきにくいようです。ホルモンバランスが変化しやすい妊娠中に皮膚疾患が起こるのは珍しいことではないとの回答が専門家から寄せられました。


2018/04/29

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