子どもの鼻づまりの原因は?眠れないほどの症状に効くおすすめのツボや対策方法

子どもが鼻づまりで苦しそうにしていると、ママとしてはとても心配になりますよね。子どもがしばしば悩まされる鼻づまりの原因は、どのようなものがあるのでしょうか。また、夜も眠れないほどの症状が続くときに効く対策方法や、おすすめのツボについてもご説明します。

子どもの鼻づまりの原因とは?

子どもの鼻づまりの原因は、さまざまな病気が関係していることが多いですが、鼻の構造からくるようなものもあります。

■鼻の構造によるもの

鼻の構造が原因となる鼻づまりは、呼吸をするときに空気の流れが妨げられることでおきます。構造が原因となるトラブルは、鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)、ポリープ、アデノイドの腫れなどが有名です。


〇鼻中隔弯曲症…鼻中隔という鼻腔内の壁が曲がる症状
〇ポリープ…腫瘍。鼻の場合は副鼻腔の入口にできやすい
〇アデノイド…口蓋裏側の空気がとおる途中にあり、この部分が腫れることで空気がとおりにくくなる症状
■風邪やアレルギーによる鼻炎によるもの

風邪による急性鼻炎や、花粉、ハウスダスト、動物アレルギーからくるアレルギー性鼻炎も原因のひとつです。アレルギー性鼻炎のときの鼻汁はさらさらとしています。このときに鼻がつまるのは、鼻炎によって粘膜が腫れることが原因です。

■病気によるもの

病気により鼻や副鼻腔などに炎症がおきてしまい、膿や粘膜が溜まってしまい鼻づまりをおこすことがあります。蓄膿症や副鼻腔炎などの病気になってしまった場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。また、風邪がきっかけで抵抗力が落ち、鼻に細菌が感染して病気になることがあります。風邪の症状がおさまらないときは、念のため受診するとよいでしょう。

9歳児のママからの相談:「朝になると酷くなる鼻づまり」

赤ちゃんのときから9歳の今まで、朝の鼻づまりに悩まされている子どもについての相談です。息ができなくなるほどの鼻づまりの原因について、専門家の意見を聞いてみましょう。

9歳の娘ですが、赤ちゃんのときから鼻づまりが酷く悩んでいます。鼻水も多く出るのですが、朝になると鼻がつまってしまい、鼻水が出ているわけでもないのに鼻で息ができなくなるほどのようです。本人も苦しいようで、夜中に泣いておきることもあります。鼻水が出ているわけでもないのに息ができなくなってしまうのは何故でしょうか。鼻の奥は見えないので困っています。奥の方が少し腫れているような気もするのですが。教えて頂けると有り難いです。(20代・女性)

アデノイド肥大の可能性も

子ども特有の鼻づまりの原因として、アデノイド肥大が挙げられています。成長とともに解決することもあるようですが、睡眠障害に注意が必要です。

子どもの鼻づまりの原因は、風邪などによって鼻水が増えた場合・鼻粘膜の炎症によって空気がとおりにくくなる場合・生まれつき鼻腔が狭い場合・強く鼻をぶつけたことによる鼻中湾曲症・アデノイド肥大などが考えられます。鼻の奥が腫れているようでしたら、炎症がおこっているのかもしれませんし、アデノイド肥大の可能性があるかもしれません。(看護師)
お子さんは、いびきをかいたり、口呼吸たったりすることが多くないでしょうか?アデノイド肥大は子ども特有の疾患で、成長とともに縮小することがあるので、経過をみることが多いですが、無呼吸症候群など睡眠障害がおこる場合は、手術による摘出が検討されます。お子さんの睡眠中の様子をよく観察して、一度、耳鼻科で検査された方がよいでしょう。(看護師)

アレルギー性鼻炎などほかの原因も考えられる

アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などの原因も考えられるようです。鼻づまりによる弊害を防ぐためにも、一度耳鼻科の受診を検討することが勧められています。

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、動物の毛などのアレルゲンが原因となりアレルギー反応をおこすことで、鼻腔粘膜が腫れ鼻づまりをおこします。鼻の中が腫れているようだということなので、アレルギー性鼻炎の可能性もあるでしょう。血液検査でアレルギーをチェックすることができます。(看護師)
副鼻腔炎は、「蓄膿症」とも呼ばれるもので、風邪などが原因となり鼻の奥に膿が貯まる状態をいいます。黄色い膿のような鼻水や鼻づまりなどの症状が現れ、1カ月以上続く場合、慢性副鼻腔炎と呼ばれます。(看護師)
鼻づまりが続くと、口呼吸になることによる弊害、集中力の低下、頭痛などの合併症を引き起こします。一度、耳鼻科で適切な検査を受けることをおすすめします。(看護師)

子どもの鼻づまりの原因がいくつか紹介されました。鼻の奥が腫れていることから、アデノイド肥大の可能性が挙げられ、そのほかにもアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の可能性もあるようです。鼻づまりが続くと、口呼吸などの問題がおこりやすいため、一度耳鼻科の受診が勧められています。

スイミングで鼻づまりがおこる場合もある

鼻水や鼻づまりがあるだけの場合は、スイミングは可能です。しかし、場合によっては、プールの消毒剤などの刺激で症状が悪くなることがあります。また、鼻の状態が悪化し、中耳炎になる可能性もあります。心配な症状がある場合は、医師に相談しましょう。

■スイミングに注意が必要は症状とは?

副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、滲出性中耳炎の場合は、通院治療しながらのスイミングは可能ですが、状態によっては休んだ方がよい場合もあります。滲出性中耳炎の治療で換気チューブを入れているケースは、主治医に相談をしてからスイミングをしましょう。

急性中耳炎、急性扁桃炎、耳だれの症状がある場合は、スイミングはお休みしましょう。また、風邪をひいていて発熱しているときは、スイミングはお休みした方がよいでしょう。
発熱していなくても、子どもの元気がないようであれば、無理はせずお休みさせましょう。

鼻づまりと一緒におきる症状とは?

鼻づまりの原因が風邪の場合には、鼻づまりと一緒に咳や喉の痛み、発熱、くしゃみ、目やに、頭痛、といった症状も伴います。また、副鼻腔炎などにより炎症がおきている場合も、鈍い頭痛が引き起こされることがあります。

また、鼻がつまることで酸素がうまく脳にいきわたらず、集中力の低下をまねき、ぼーっとすることも。ほかには、鼻がつまっていて呼吸ができず、睡眠の質が悪くなり睡眠不足になることもあります。

鼻水の色が黄色い、臭いが酷いときの原因と対処法とは?

鼻水の色が黄色い、においが酷いときは、ウイルスに感染して蓄膿症や副鼻腔炎といった鼻の病気になっている可能性があります。鼻水がドロッとしているため、つらい鼻づまりとなりますので、無理はせずに耳鼻咽喉科を受診してください。放っておくと悪化してしまい、手術が必要になることもあります。ただの鼻づまりだと過信せず、医師の診断を受けることが大切です。

鼻水が出ないのに鼻づまりがおきるのはなぜ?

鼻水が出ないのに鼻づまりがおこる場合は、鼻炎により、粘膜が腫れていることで鼻腔の空気がとおりにくくなり、鼻づまりがおきている可能性があります。

「朝だけ」「夜だけ」鼻づまりがおきる原因とは?

■モーニングアタックによるもの

朝おきたときに自律神経のバランスが崩れることで鼻づまりやくしゃみ、鼻水といった症状がおこることがあり、これをモーニングアタックといいます。アレルギー性鼻炎などがもともとあるような場合は、このモーニングアタックのリスクが高まるといわれます。

自律神経は、活動中に働く交感神経と、睡眠中などのリラックスしているときに働く副交感神経があり、交換神経は血管を収縮させるため、鼻づまりなどを抑える効果があります。目覚めると徐々に交感神経に切り替わりますが、目覚めてすぐの状態だとスムーズに切り替わらず、鼻づまりなどの症状につながることも。また、夜は副交感神経に移り変わる段階で、鼻づまりなどの症状が強くなることがあります。

■ハウスダストなどのアレルギー症状によるもの

ハウスダストなどのアレルギーの症状が原因で朝や夜だけ鼻づまりがおこることがあります。朝や夜に布団を動かすとくしゃみや鼻づまりがおこる、また、ダニなどの死骸が増える秋から冬にかけて症状が多い、鼻水が無色で水っぽい、といった症状がある場合には、アレルギー検査をしてみるとよいでしょう。

■寒暖差アレルギーによるもの

朝と夜の寒暖差に耐えられず、風邪のような症状が出ることがあります。鼻づまりやくしゃみ以外にも、人によってはじんましんなどの湿疹や、頭痛、かゆみ、イライラ、睡眠障害などがおこることもあります。原因は自律神経の乱れが大きく、ストレスなどからおこることもあります。

■朝や夜だけおこる鼻づまりの対処法とは?

モーニングアタックの場合は、すぐに起き上がらずに、布団の中で指先などを動かすと交感神経が働き、モーニングアタックを防ぐことができます。また、マスクを装着して眠る、加湿器を使う、部屋の掃除や空気清浄機の使用などの方法で、アレルギー性鼻炎を改善させるのも効果的です。

寒暖差アレルギーの場合は、気温に合った服装をする寒さ対策や、ストレスを減らす対策が必要になることがあります。寒暖差アレルギーは特定が難しいため、出る症状によって、耳鼻咽喉科や内科、皮膚科と、色々な病院に行くことがあるかもしれません。

病院から点鼻薬や内服薬などといった薬剤を処方されることもあるでしょう。時間をかけてさまざまな検査をし、最終的に寒暖差アレルギーだとわかることが多くあります。

眠れないほど鼻がつまっているときの寝かせ方とは?

眠れないほど鼻がつまっているときは、鼻づまりをある程度解消し、鼻の通り道を作ってあげてから寝かせてあげましょう。大人にも有効な方法もありますので、ぜひ試してみてください。


■鼻を温める
入浴したり、温かい飲み物をのんだりして、蒸気で鼻を温めると鼻がとおりやすくなります。また、蒸しタオルで温めるという方法も効果的です。蒸しタオルは濡らしたタオルを電子レンジで温めるだけで簡単に作ることができます。鼻が温まり鼻の通りがよくなったら、鼻をかんで鼻汁を除去しましょう。

■吸引する
赤ちゃんや子どもの場合は、専用の鼻汁吸引機を使用し、鼻水を除去してあげる方法も有効です。吸引機はベビー用品店などで購入できますので、手軽に試すことができます。専用の管を鼻の奥に入れすぎないように注意し、やさしく吸引してあげてくださいね。

■鼻腔テープを使う
鼻腔テープを使い、鼻腔内を拡張する方法も有効です。子どもが使う場合は、子ども用小さいサイズの商品を使うようにしましょう。

鼻づまりは市販薬で解消できる?

■鼻づまりの存続期間にもよる

鼻水、鼻づまりがはじまって1週間未満であれば市販薬の使用で対処できると考えている医師が多いようです。しかし、市販薬を服用しても3週間以上症状が続くようであれば、重症化している可能性もあります。病院を受診するようにしましょう。

■鼻づまり以外の症状にも注目を

アレルギー性鼻炎などで、鼻づまり以外の症状にくしゃみや目のかゆみといった症状たけがある場合は、市販薬でも対処できることがあります。しかし、頭が重い、ぼーっとする、といった症状の場合は、市販薬では改善しないことも。

さらに、鼻や口からにおいがする、物の味やにおいがわからない、といった場合は重い症状と考えられることもあるため、受診が必要です。市販薬を使うときは、薬剤師などの専門家に相談して、選ぶようにしてください。

花粉症によっておきる鼻づまりの対策

花粉症の場合は、ほこりやダニが原因の通年アレルギーの症状でもあるくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状に加えて目、耳、喉のかゆみや皮膚の腫れ、頭が重いといった症状が現れることがあります。

花粉症の対策には、原因となる花粉を吸いこまないようにマスクやメガネをする、家の中に花粉を入れないように玄関前で服をはたいてから家に入る などがおすすめです。

また、室内の掃除を週に1~2回は行うようにし、湿度は約50%、温度を20~25℃に保つようにすると快適に過ごしやすいでしょう。

薬物療法は、抗ヒスタミン薬やステロイド点眼薬、血管収縮剤などが用いられます。抗ヒスタミン薬は効果が出るまでに1週間以上かかることがあるため、花粉症の症状がはじまる前には薬を飲みはじめるようにするとよいでしょう。

花粉症が疑われる場合は、早めにクリニックや病院に通院し、医師と相談するようにしましょう。

鼻づまり解消に効くツボとは

鼻水や鼻づまりに効く鼻のツボをご紹介します。刺激すると鼻がとおりやすくなり、鼻水が止まりやすくなります。ぜひお試しください。


■睛明(せいめい)
鼻のつけ根の両脇にあるツボです。

■迎香(げいこう)
小鼻の左右にある膨らみのわきにあるツボです。
■押し方

左右の人差し指同士を30回程度こすり合わせて温めます。温めた人差し指で睛明から迎香までを上下にさすって刺激します。また、それぞれのツボを押すように揉むだけでも効果があります。

子どもの鼻づまりが続く場合は迷わず受診を

子どもの鼻づまりは風邪などによる軽い症状のものから、鼻の構造トラブルや病気による重い症状によるものまで、さまざまです。症状が長く続き、原因がはっきりとわからない場合は、早めに耳鼻咽喉科や内科などを受診するようにしましょう。
鼻づまりだからと放っておくと重症化したり、慢性化したりする恐れがあります。気になるときは、専門家の意見を聞くことが重要です。

参考:
小児の耳鼻科疾患とプール(水泳)おかむら耳鼻咽喉科
岩野耳鼻咽喉科サージセンター くしゃみが止まらない原因と治療法
鼻づまりの原因とは?鼻がつまって眠れないときはどうすればいいの?
鼻水と鼻炎の研究室 医師100人アンケートから知る鼻水
サワイ健康推進課 鼻水、鼻づまりに効くツボ


2018/11/16

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