偏食

娘の偏食が激しくて困ってしまう・・・。栄養不足が心配なのですが、乳幼児にサプリメントを飲ませても大丈夫?!

お子さんがスプーンやフォークを使って自分で食事ができるようになってくると、好きなものだけ食べて嫌いなものはよけちゃう・・・なんてこと、よくあるのではないでしょうか?親としては、バランスを考えて食事を出しているので嫌いなものでも食べてほしいのですが、この頃の子供は自我が出てきて、頑として嫌いな食材を拒むこともあります。好きなものしか食べない子供のことを心配して、サプリメントで不足している栄養を補ってあげた方がいいの?と考えているママですが、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の助産師さんや看護師さん、薬剤師さんたちは何と答えているのでしょうか?

偏食が激しいお子さんのママからの相談:「偏食が激しい2歳の娘。このままでは栄養不足になりそうで、サプリの利用を考えているのですが・・・」

2歳のお子さんですが、自分で食事ができるようになってから好きなものしか食べなくなって、ママは困っているようです。何とか食べさせようとしても頑として拒み口を開かないので、このままでは必要な栄養が摂れないのでは?とママは心配しています。ご主人に相談したところサプリメントを与えてみては?と言われたのですが、乳幼児に与えていいものかどうかママは悩んでいます。

2歳の娘が、スプーンやフォークを使い自分で食事ができるようになった頃から、好きなものしか食べなくなってしまい、食べさせようにも頑として口を開きません。食べないものは主に野菜全般と鶏肉以外の肉で、細かく刻んでごはんに混ぜ込むと食べますが、毎回同じようなものを出すとそれも飽きて食べなくなってしまい困っています。以前は食べていたので一時的なものとは思いますが、栄養面で心配です。主人に相談したところ、サプリメントを摂取させてはどうか、という事を言われたのですが幼児に与えても良いものなのでしょうか?また、好き嫌いによって栄養が偏ってしまうと起こりうる弊害はありますでしょうか?(30代・女性)

サプリメントは特定の栄養素しか含まれておらず、お子さんにとっての摂取の適量もはっきりとしないため、お勧めしません

不足しがちな栄養を補うのに便利なサプリメントですが、どのくらいの量を飲めばどのくらいの効果がある!という明確な根拠は、実のところはないと看護師さんは言っています。またサプリメントには添加物が含まれていることもありますし、普段の食事の中には、サプリメントだけでは摂取できない成長に必要な栄養素も多くありますので、普段の食事の中で工夫した方が良さそうですね。

サプリメントはビタミンやミネラルはもちろん他の成分も、どれくらいの量をとればどれくらいの効果があるのかという科学的な根拠ははっきりしていないそうですし、安全性や有効性が明確ではない成分もあるためあまりお勧めしません。また、研究も成人で得られたデータの方が多く、子ども対象で得られたものは極めて少ないのが現状だそうです。(助産師)
サプリメントは特定の栄養素しか含みません。たとえばサプリメントでカルシウムをとった場合と、牛乳からカルシウムをとった場合を考えると、牛乳は亜鉛やたんぱく質などカルシウム以外にも成長に必要な栄養素が含まれています。さらに、噛むことによって脳が刺激されますが、飲み込むだけのサプリメントではそういった成長も少なくなるかもしれません。(助産師)
サプリメントは添加物の心配もありますし、噛むことは当然脳への血流やあごの骨の発達・歯茎の強さに影響しますので、安易にサプリを飲ませるのはやめた方がいいでしょう。(看護師)
健診などで指摘され発育不良などが顕著な場合に、保健師さんや小児科医の指導のもとで利用されるのは大丈夫だと思います。ただし、そういった指摘がないにもかかわらず、お母様の自己判断で幼児にサプリメントを飲ませることは、薬剤師の立場からもあまり積極的にはお勧めできません。(薬剤師)

食事時の雰囲気作りも大切。親が楽しく食事をする姿を見せてあげて!

小さいお子さんの場合、親が楽しく美味しそうに食事をしている姿を見せてあげると、苦手だった食材にも手を伸ばすかもしれません。また子供が好きな料理に苦手なものを混ぜ込んでみたり、お塩やドレッシングをかけてもらうなどの簡単なお手伝いをさせてみるのも「食べてみたい!」と思うきっかけになるかもしれませんね。

偏食予防をするためには、見た目をカラフルにしたり食べやすく調理するなど、やはり料理で工夫するのが一番ではないでしょうか。我が家は、カレーやオムレツ・コロッケなど子供の好きなメニューに苦手な食材を入れたりするとよく食べてくれましたよ!(看護師)
親が楽しそうに「おいしい、おいしい」と食べている姿をみて子供も真似て食べるということもありますので、食事時の雰囲気も重要ですね。嫌いだから、どうせ食べないからと食卓に出さなかったら、ずっと嫌いなまま食べられないで成長することもあるようですので、食事の工夫については健診や子育て支援センターで聞いてみるのもいいでしょう。(看護師)
ままごとの様にしてみるのもいいですよ!親が子供の役になり、全部をおいしいと言って食べてあげ、反対に娘さんが食べる役になって嫌いなものを食べたふりをしたら、大げさにほめてあげてはどうでしょうか?また、野菜を洗うとか塩を振ってもらうとか、食べる以外でも野菜に触れる機会を作ってあげると、食材に対する興味が湧いてくるかもしれませんね。(看護師)
野菜が嫌いだからと細かく刻んで食べさせようとすると、かえって食べなくなるお子さんもいます。スティック状のきゅうりやちぎったレタスなど、手でつかめるサイズの物を出すなどして、形態を変えてみるのもいいかもしれません。(看護師)
私自身、我が子の偏食にはかなり悩まされましたが、子供が好きな野菜ジュースや野菜スープに苦手な食材を混ぜて調理した記憶があります。調理方法を工夫したり、子供さんと一緒に料理を楽しんだりされるのもよいかもしれません。(薬剤師)

子供の味覚はまだ成長途中。今は食べられなくても、ある日突然食べるようになることも!

まだまだ成長している途中ですので、これから子供の味覚は変わってきます。今は嫌いで口にしない食材でも、成長と共に食べられるようになることも多いと看護師さんたちは言っています。 多少の偏食はあっても、1日3食と間食を普通に摂れているのであれば栄養面での心配はそれほどいらないと思われますので、普段の食事を工夫しながら気長に様子をみていきましょう!

子供の偏食はあるとき嘘のようになくなります。味覚・視覚・嗅覚は成長とともに変化しますので、好みも変わって当たり前。その時期は子供によって違いますが、気長に待ってあげてくださいね。(薬剤師)
好き嫌いがわかるというのは「これはこんな味がする。これは苦い」などと理解し、しっかりと成長発達している証ですね!苦手な食材も調理によっては食べているとのことですので、栄養の失調ということは心配いらないのではないでしょうか。(小児科看護師)
幼稚園や学校に行く頃になると、友達に対しての競争心が生まれるのか、つられてしまうのか、家では食べないものを食べる事があります。ですので、今はそれ程神経質にならなくてもいいでしょう。(看護師)
主食・主菜・副菜とバランスのよい食事を1日3食よく食べ、間食もきちんと食べていて機嫌よく過ごしていれば、ほとんどの場合はそれ程深刻な問題にはならないでしょう。(看護師)

サプリメントの必要性や、食事時の注意点など様々なアドバイスをいただきましたが、お子さんの偏食が激しいと心配になってしまいますよね。しかし子供の味覚は成長と共に変化していて、気づけば知らないうちに食べられるようになっていた・・・なんていうこともあるようです。なるべく食事に集中できるように、間食を与えすぎない・間食と食事までの時間をしっかりと開ける、といった工夫もしてみるといいかもしれませんね!


2014/08/20

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