妊娠中の生活

逆子で帝王切開が決まっていても、安産体操は必要なの?

自然分娩の場合、ママは安産のために散歩や運動で身体を動かすことを勧められますが、帝王切開の場合はどうなのでしょうか。妊婦さんからの相談に産婦人科の看護師さん達からのアドバイスは?

妊婦さんからの相談:「逆子で帝王切開が決まっていても、安産体操は必要ですか?」

妊娠30週の妊婦です。妊娠後期に入り、身体が重くなってきた上に疲れやすくなってきて、身体を動かすのが億劫です。以前は安産体操を行っていたのですが、赤ちゃんが逆子で治る見込みもないため、帝王切開が確定しています。手術で出てくると思うと体操に対するモチベーションもあがりません。現在体重は標準より下回っているので運動する必要はないかと思ってしまいます。動くのが辛くても運動は続けた方がよいのでしょうか。(20代・女性)

運動はママとお腹の赤ちゃんの健康につながります

運動の効果は、過剰な体重増加の抑制だけではないようです。疲労回復やストレス解消の効果もあり、むくみや腰痛便秘の予防にもなります。

軽い運動でも続けて行うようにしましょう。身体を動かすことで、血行がよくなり、むくみを抑えたり、筋肉の疲労を回復させ、身体を動かしやすくなります。また、赤ちゃんの動きもよくなります。(産婦人科看護師)
運動はやはり続けることをお勧めします。その理由は便秘や腰部や背部痛の予防、疲労回復などに効果的ですし、ストレス解消にもなります。また運動を続けることで胎児の体重が増え過ぎることを抑制し、胎盤の成長が促されます。動くのが辛いようなら、無理のない程度の運動で構いませんので続けてみましょう。(一般内科看護師)

帝王切開に備えて体力をつけておきましょう

ママが帝王切開に備えて体力をつけておくことで、術後の回復が早くなるというアドバイスも。身体が弱っていたり、体力の無い状態では術後のリスクも高まります。

身体が重くて億劫でしょうが、ゆっくりしたペースで、30分程度の散歩や、家の中でできる体操を心がけてください。どうしてもやる気が出ないのでしたら、早寝早起きの規則正しい生活で、家事をこなすようにしてください。帝王切開が決まっていても、術前に運動していると術後の回復が早くなります。(産婦人科看護師)
軽い運動は続けた方がよいでしょう。帝王切開は手術です。身体が弱っていたり、体力が無い状態だと手術後の後遺症や合併症を起こしやすくなります。ですから軽い運動で体力をつけ、呼吸運動をすることで手術後の合併症を予防し、問題なく手術を受けられるように準備しておくことは必要ですよ。帝王切開といえども、手術には変わりはありませんので。(一般内科看護師)
手術により筋力は一気に低下します。帝王切開でお腹を切ったとしても、(産後)2日目からは母子同室で母乳の生活が始まります。そのためにも貧血にならないように日頃から栄養のバランスが取れた食事は大事になります。体重よりも今は母子健康にいることを考えて、帝王切開に向けた食事と運動が大切です。(一般内科看護師)

帝王切開が決まっていたとしても、無理のない範囲で運動を続けておくことは、ママと赤ちゃんのためにプラスのようです。術後の回復のことも考え、体力維持を心がけましょう。


2015/05/18

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)