便秘

2015/05/19

妊娠中の便秘は要注意?お産への影響について

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中の便秘は要注意?お産への影響について

普段は平気でも、妊娠中は便秘になることがあります。便秘がお産に影響しないか心配している妊婦さんからの質問に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

妊婦さんからの質問:「どの程度の便秘だと要注意ですか?お産への影響も教えてください。」

妊娠してから便秘になりました。トイレで踏ん張るのも赤ちゃんに影響がありそうで、恐る恐るになってしまいます。お通じに良さそうな食べ物を食べたり、トイレに行きたいタイミングを逃さないように気をつけてはいます。便秘は直接赤ちゃんに関係のないことなので、お医者さんには聞きづらいのが現状です。どのくらいの期間お通じがないと注意したほうが良いか、また、お産のとき便秘だと困ることはありますか。(20代・女性)

便秘は分娩に影響します

便秘だと、微弱陣痛になったり、赤ちゃんと一緒に排便して感染の恐れも。多くの妊婦さんが便秘に悩むので、遠慮せず主治医に相談して良いそうです。対策を検討する目安も教えてくれました。

個人差がありますが、排便が週に1、2回くらいで、常にお腹が張っていたり、排便に時間がかかったり、便が硬いようでしたら、便秘対策を考えた方がいいでしょう。便秘のままですと、陣痛が始まっても、子宮が便に圧迫され、微弱陣痛になったり、赤ちゃんと一緒に排便してしまい、赤ちゃんが感染しやすくなったりします。(産科・婦人科看護師)
食事で対策してもだめな時は薬の使用もやむをえません。妊婦さんも使える緩下剤もありますし、内服が嫌でしたら、座薬や浣腸もあります 。便秘は妊婦さんのほとんどに起こる問題ですから、遠慮せず主治医に相談してください。(産科・婦人科看護師)
便秘になるとお腹が周りや骨盤の血の巡りが悪くなるので、極力便秘にはならない方がよいです。(消化器科看護師)

食物繊維と水分を摂りましょう

便秘対策のために、食物繊維と2,000mlを目安に水分を摂りましょう。また、排便のため少し力むことは、胎児には影響しないようです。

食物繊維は、水溶性と不溶性に分けられます。どちらもバランスよく摂らなければ、便秘は解消できません。サツマイモやジャガイモ、ゴボウ、大根などの根菜は不溶性食物繊維ですし、海藻類には水溶性食物繊維が豊富です。他にも乳製品、オリゴ糖には、便を柔らかくする作用がありますから、果物も摂るようにしてください。果物では、バナナやプルーンが効果的です。(産科・婦人科看護師)
水分不足も便秘の原因です。羊水や赤ちゃんの成長に大量の血液が使われ、水分不足になりやすいため、麦茶やミネラルウォーターなど、カフェインのない飲み物を一日に2,000mlを目安に水分を摂ってください。また、身体を冷やさないようにし、軽い運動や散歩で腸の動きを良くしましょう。(産科・婦人科看護師)
食物繊維を摂り、お腹に残りやすい油ものは控えましょう。また、便を出すのに力んでも、そこまで胎児には影響しないので大丈夫です。少しくらい力むことは出産の時の練習のためには大事なことです。(消化器科看護師)

多くの妊婦さんが便秘の悩みを抱えているので、遠慮せず産婦人科の主治医に相談してみてください。また、便秘解消のために食物繊維と水分の摂取を心がけ、身体を冷やさないようにしましょう。


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