温泉

妊娠中の温泉、お腹の赤ちゃんに悪い影響などないの?

日本人は温泉が大好きで、妊娠してからも家族と一緒に温泉を楽しみたいと思う妊婦さんもいるでしょう。妊娠中に温泉に入ると、お腹の赤ちゃんに悪い影響がある?という質問に、看護師さんたちが回答しています。

妊婦さんからの相談:「妊娠中温泉に入っても、お腹の赤ちゃんは大丈夫?」

妊娠6カ月ごろになったら温泉旅行に行こうという話があるのですが、妊婦でも公共の温泉に入ってよいのでしょうか。あまり温泉で妊婦さんと出会ったことがないので、温泉のお湯を通して赤ちゃんが何らかの菌に感染してしまったり、温泉の成分がよくないなどのリスクがあるのではと心配です。貸切風呂なら、大丈夫なのでしょうか。 (30代・女性)

妊婦が温泉に入ってはダメという理由はない

昔は妊婦が温泉に入るのはよくないと言われていましたが、医学的な根拠はなく、現在では気にせず入浴してよいようです。温泉施設は注意事項を掲示する義務があるので「妊婦は禁忌」とされていますが、普通に入浴する分には問題ないでしょう。

温泉によっては注意書きに妊婦は禁忌と示している所もあるようですが、医学的に入っていけないという根拠はありません。温泉提供施設は注意事項を掲げなければならない決まりがあり、入ってはいけないのではなく避けた方がよい、注意して入るようにという注意事項です。(産科看護師)
禁忌とされているのは、心臓病・腎臓病・呼吸不全・出血性疾患など日常生活で気を付けなければならない持病がある人ばかりです。そういう意味では妊婦も同じ分類に入るというだけで、普通に入る分には問題ないでしょう。(産科看護師)
妊娠中に温泉に入ってはいけないと言われていたのは昔の話です。気分転換にもなりますし、安定期であれば楽しんでリフレッシュすることもよいと思います。(内科看護師)

感染症には注意が必要

赤ちゃんへの感染を避けるため、衛生的な掛け流し温泉や貸切風呂がよいでしょう。妊娠中は肌が敏感になっているので刺激の強い湯は避け、また床が滑りやすいので転倒には十分に注意してください。

感染症が心配なら掛け流しや貸切温泉がよいですが、妊娠中は肌が敏感になっているので、硫黄泉や炭酸泉やラジウムなど刺激の強い温泉は避けた方がよいかもしれません。長湯をしたり床で滑ったりしないよう気をつけ、お腹が張ったり気分が悪い時は入浴は控えましょう。(産科看護師)
妊娠中は雑菌への抵抗力が落ちるので、循環式のお風呂や不衛生な環境にある温泉は避け、天然温泉の掛け流しや、貸切風呂であれば尚よいと思います。お部屋についている貸切風呂は綺麗な上、体調に変化があった場合に直ぐ横になって休憩ができてよいでしょう。(内科看護師)
のぼせると心拍数のみならず血圧も上昇しますし、脱水症状になる可能性もあるので、長湯や熱い風呂は避けた方がよいでしょう。また、妊娠中は皮膚が敏感になり痒みを感じることがあるため、刺激の少ない温泉を選んでください。(内科看護師)
転倒には十分に注意をしてください。温泉で妊婦さんに遭遇しないのは、転倒を心配する人が多いことが理由かもしれません。(内科看護師)

体調がよければ、普段通り温泉を楽しむことは問題ないようです。刺激の少ない湯を選んで転倒に注意し、少しでも体調が優れなければ入浴は控えましょう。


2015/05/21

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