乗り物

2015/05/21

妊娠安定期の飛行機搭乗、赤ちゃんに影響などないの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠安定期の飛行機搭乗、赤ちゃんに影響などないの?

里帰り出産やその他の事情で、妊娠中に飛行機に乗らなくてはいけないこともあるでしょう。安定期に入っているとはいえ、妊婦が飛行機に乗って大丈夫なのかという相談に対し、看護師さんたちはどのように回答しているのでしょうか。

妊娠中の飛行機についての相談:「安定期に旅行の計画が。飛行機に乗っても大丈夫?」

安定期に入り、特に異常はなく母子ともに順調に経過しています。今のうちに旅行をしたいと思っていますが、妊婦が飛行機に乗るのはよくないでしょうか。国内なので、行き先で何かあった場合に受診する病院はチェックし、もちろん医師にも確認するつもりです。しかし、電車などと違い飛行機に乗ること自体に何か問題はないか、周りに相談しても大丈夫だと言ってくれる人があまりおらず不安です。(30代・女性)

事前に航空会社のサービスを確認

日本の航空会社は、妊婦の搭乗に対してサービスが充実しているので、各航空会社のウェブサイトなどで事前にサービス内容の確認をしておくとよいでしょう。旅行先で緊急時に受診できる病院もチェックして、主治医の許可を取った上でお出かけください。

国内であれば、日本の航空会社は妊婦に対してできる限りの配慮をしてくれます。妊娠している旨を事前に伝えれば、ブランケットの貸出や飲み物や座席など優遇したサービスを受けることができるので、安心して出かけてください。(産科看護師)
旅行の時期は主治医と相談し、旅行先に緊急時に対応できる産婦人科があるかチェックしておきましょう。普段使っている吐き気止めなどの薬があれば携帯し、母子手帳や保険証も忘れずに持参してください。(産科看護師)
医師の診断書などが必要なのは、出産予定日から28日以内の搭乗という規定になっているため、基本的に妊娠12~28週の安定期の間は何の手続きもせず搭乗することができます。しかし「安定期だから大丈夫」というのではなく、ご自身で色々調べて対策をとった上で、お出かけされた方がよいでしょう。(内科看護師)

妊娠中の搭乗に際しての注意点

妊娠中に飛行機に乗る際、いくつか注意しなければならない点があるようです。看護師さんからの以下のアドバイスを、是非参考にしてみてください。

飛行機は密閉された空間であること、非常時に直ぐ機体から降りられないこと、気圧の変化に伴う体調の変化などに注意が必要なため、万が一のことを考え、周囲の方は「大丈夫」と安易にお答えにならないのかもしれません。(内科看護師)
機内は換気のできない密閉空間で気圧も湿度も下がるため、ウイルスに感染し易い状態です。こまめな水分補給をお勧めしますが、水分を多く摂ると妊娠中はより頻尿になるため、座席はトイレに近い廊下側を予約するとよいでしょう。(内科看護師)
長時間の座位は大腿部を圧迫し、エコノミークラス症候群を起こしやすいです。足のむくみ・血液循環不全に注意をし、こまめにトイレに立つなど歩くようにしましょう。また気圧の変化で酸素濃度が低くなるため、息苦しさ・胸の圧迫感・目眩や耳鳴りのような症状が出るということを理解した上でご搭乗ください。(内科看護師)

妊娠中の搭乗に関しては、事前に航空会社のサービスを確認しておくとよいでしょう。長時間の座りっぱなしを避けるため、できるだけ飛行距離の短い場所への旅行がよいかもしれません。


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