おむつ

オムツ交換を嫌がる1歳児!原因は?赤ちゃんがストレスを感じない対処法

月齢が低いうちはすんなりおむつ交換をさせてくれていた子でも、成長するにつれておむつ交換を嫌がる場合があります。とはいえ、汚れたおむつをずっとつけておくのは不衛生ですし、皮膚トラブルの原因にもなるので、交換しないわけにもいきません。そこで、おむつ交換の仕方について一緒に考えていきましょう。

赤ちゃんがおむつ交換を嫌がる理由は?

当たり前のことながら、赤ちゃんは言葉が話せませんから、自分の気持ちを伝えることができません。ですから、お母さんやお父さんも手探りでおむつ交換を嫌がる理由を考える必要があります。赤ちゃんによっておむつ替えを嫌がる理由は千差万別ですが、いくつか考えられる理由を挙げてみましょう。


じっとしているのが嫌、動きたい
寝返りやハイハイの動作が始まると、おむつ交換のあいだ、じっとしているのが嫌になってくる子もいます。ヒトの自我が芽生えるのは生後4ヶ月頃といわれています。これに伴い、自己主張も強くなっていきます。短時間とはいえ、おむつ交換をしているあいだはその場でじっとしていなければなりません。そのため、周囲に何か気になるものがあるときや動きたいときなどは、おむつ交換を嫌がるでしょう。

寒い
物理的な理由でおむつ交換を嫌がる可能性もあります。たとえば、お尻を出すと寒くて嫌、あるいは、冷たいおしりふきで急にお尻を拭かれてびっくりして嫌がっている可能性もあります。

おしりを拭かれると痛い
おむつかぶれなど、おしりや他の部分に皮膚トラブルがあったりすると、おしりふきなどで拭かれると痛むため、おむつ交換を拒否する可能性も考えられます。

おむつ交換をする大人の表情が怖い
子どもにおむつ交換を嫌がられると、お世話をする大人もおむつ交換にストレスを感じるようになります。それが表情に出てしまい、怖い顔や難しい顔をして大人がおむつ交換をしようとすると、子どもも不安を感じて、さらにおむつ交換を嫌がることもあります。

その他
おむつ交換以外のことで機嫌が悪いということも考えられます。いつも以上に嫌がるときは、眠い、どこか具合が悪いなど、他に理由がある可能性もあります。

上手なおむつ交換のポイントは?

おむつ交換のときはいきなり手を出さず「おむつ替えるよー」「おむつくさいくさーい」など、毎回お決まりの言葉をかけるようにしましょう。わらべ歌などの手遊びを導入にするのもよいですね。無言で急に替えようとすると、赤ちゃんもびっくりしてしまいます。替えている最中も、「きれいになったね」「ほら、次は新しいおむつに替えるよ」などと、赤ちゃんにアイコンタクトをとりながら話しかけましょう。
おむつ交換は、お子さんの肌に触れてスキンシップをとるための、よい機会でもあります。足やお腹をマッサージしてあげると「おむつを交換するのは気持ちいい」という認識が芽生え、おむつ交換が楽しくなる場合もあります。他にも膝をこちょこちょしたり、服をめくってお腹をくすぐったりするなど、遊びの中でおむつ交換をしてみるのも方法の一つです。
また、お尻を拭いたあとすぐにおむつをすると、おしっこやおしりふきの水分で蒸れて、おむつかぶれにもなりやすくなります。乾かすためにも、すぐに新しいおむつをはかせず、マッサージや手遊びをしながら、背中や腰など全身のチェックもしましょう。

いざ交換する際に泣かれたり、暴れたりしたら?

泣いたり暴れたりしているときには無理やり替えないほうがよいですが、もしどうしても替えなければいけないときは、何かで赤ちゃんの気を引いているうちに、さっと交換するのがポイントです。
気をひくコツはいくつかあります。たとえば、好きな歌を歌う、音の出るものを使う、大好きなおもちゃを渡すなどです。おむつ交換専用の特別なおもちゃを用意しておいて、そのときだけ出すようにすると、おむつ交換の合図にもなりますし、目新しさから夢中になってくれるかもしれません。おむつを替えたあともまだぐずっているようなら、「お尻がきれいになって気持ちいいね」など、優しく声をかけてお子さんを安心させてあげてください。
工夫をしても最初は泣き止まず、おむつ交換を嫌がるかもしれません。毎日暴れたり号泣されたりすると、お世話をするお母さんやお父さんもイライラしてしまうかもしれませんが、できるだけ笑顔で行うことを心がけてください。大人がイライラした様子を出してしまうと、その経験が記憶に残り、余計におむつ交換が嫌いになってしまうかもしれません。お世話をする大人のストレスを減らすためにも、お母さんとお父さんが協力しておむつ替えをしたいものですね。

おむつ交換する際の姿勢や環境

姿勢
0歳の頃は、仰向けに寝かせた姿勢でおむつ交換をすることが多かったと思いますが、1歳頃になるとつかまり立ちができるので、立ったままでおむつ交換をすることもできるようになります。自力で立つのが安定しないうちは、無理のないように大人の肩を使ってつかまり立ちをさせてあげましょう。立ったままがよいか、寝かせたほうがよいかは、お子さんの好みもありますし、実際にお世話をするお母さんやお父さんが一番やりやすい方法を選んでみてください。

環境作り
お尻がひんやりするのが気持ち悪くておむつ交換を嫌がっているような場合は、お部屋など交換場所の温度にも気を配るとよいでしょう。おしりふきが冷たくて嫌な場合は、ガーゼやコットン、柔らかいタオルをお湯などで温め、お尻を拭いてあげましょう。今はおしりふきを温めるおしりふきウォーマーもありますから、寒い時季はこれを活用するのも対処法の一つです。ただし、やけどをしないよう充分に注意してください。

おむつ交換のタイミング・頻度
1歳頃になると、体内に溜めておけるおしっこやうんちの量が増えるため、0歳の頃に比べて尿や便の一回あたりの量は多くなりますが、回数自体は減るといわれています。排泄に気づいていても交換しないでいると、漏れてしまう可能性もあります。そして何より、お子さんも不快感から機嫌が悪くなり、おむつかぶれなど皮膚トラブルの一因にもなります。こまめに確認するようにしましょう。また、ご飯や授乳・ミルクの前にはおむつを交換しましょう。身体が気持ちよい状態でご飯を食べることができます。
この頃には、排泄のタイミングも定まってくるようになります。うんちなどはご飯を食べた後に出るなど、お子さんがどのタイミングで排泄するのか注意深く観察しましょう。おむつ交換のタイミングもはかりやすくなり、トイレトレーニングも始めやすくなるでしょう。

お尻を拭くときは優しく拭く
肌荒れのもとになるので、力を入れすぎず、汚れが残らないように優しく拭きましょう。女の子の場合は、うんちをした場合は前から後ろに拭くようにすることで、尿路感染症などを予防することができます。汚れがうまくとれないときには、ゴシゴシ拭くよりもシャワーで流してあげたほうが皮膚にも負担がかからず、きれいに汚れを取ることができます。

1歳の赤ちゃんにおすすめのおむつの種類

選び方のポイント
紙おむつには、テープタイプとパンツタイプがあります。


・パンツタイプ
0歳のころとは違い、1歳頃には立って歩くことが増えます。そのため、おむつ交換も立った状態で行うほうがスムーズな場合もあります。パンツタイプの紙おむつを使うと、立ったままのおむつ交換がしやすくなるでしょう。

・テープタイプ
寝転がった状態でおむつを替えるのが習慣になっている場合は、慣れているテープタイプのままのほうがやりやすいかもしれません。また、肌が敏感で、はかせるときに擦れるのが気になる場合もテープタイプのほうが安心です。

習慣や好みに合わせておむつを選び、お互いに気持ちよくおむつ替えができるようにしましょう。

参考URL
花王 「月齢別おすすめ情報 1~2歳」
マイナビウーマン子育て 「おむつ替えの基礎知識!替えるタイミング、回数、やり方、コツは?」
アモーマ 「赤ちゃんのおむつ交換や拭き方、手順とポイントは?」

執筆者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

監修者:株式会社 とらうべ
助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの医療職や専門家が在籍し、医師とも提携。医療や健康、妊娠・出産・育児や女性の身体についての記事執筆や、医療監修によって情報の信頼性を確認・検証するサービスを提供。

2019/02/10

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この記事の監修/執筆

保健・衛生・妊娠・育児コンサルタント株式会社とらうべ