妊娠高血圧症

妊娠高血圧症を防ぐための7つのポイントとは?

妊娠中の体重管理は妊婦さん共通の悩みといえます。食事に注意しているのに、妊娠高血圧症の可能性を指摘されたという相談者さん、看護師さん達はどう助言しているでしょうか。

妊婦さんからの質問:「体重増加を抑える食事法が知りたい」

現在妊娠31週です。20週頃から1カ月に1.5キロから2キロ程ずつ体重が増えていき、健診で妊娠高血圧症の一歩手前といわれました。妊娠前と食事の量も内容も変わらず、間食は同じ時間に1日1回で、フルーツ中心です。元々揚げ物や油の多い食品はあまり食べません。しかし最近は足のむくみが酷く、身体も重く感じます。体重増加やむくみを抑えられる食品や、食べ方を教えてください。(33歳・女性)

今一度食生活の見直しを

気をつけていても、知らずに水分や糖分を摂りすぎてむくみの原因になっている場合もあるようです。

食事に特に問題がない場合は、運動するようにしましょう。足のむくみは女性の悩みに多く、血液やリンパの流れが悪くなったのが原因です。散歩や体操などで身体を動かしたり、湯船で足のマッサージをして下半身を冷やさないように。両足のリンパマッサージをするとより効果的です。食事は塩分を可能な限り控えてください。(産科・婦人科看護師)
間食を止めて、運動で身体を動かして下さい。果物は糖分と水分が豊富で、お菓子を食べるよりもカロリーを摂取している可能性があります。妊娠中はただでさえ体重が増加しやすく、運動量が減っているのかもしれません。散歩をするなど身体の循環を良くするだけでも足のむくみは取れます。(一般内科看護師)
塩分の摂り過ぎや現在の食生活を見直すことが大事です。塩分が多いと血圧は高くなり、塩分や水分が溜まると、むくみやすく疲れやすい身体になります。野菜をささみで蒸すなど徹底した塩分制限を続け、カフェインや糖分がない飲み物、番茶などを飲むようにするだけでもむくみは取れて血圧も落ち着きます。身体に優しい食材で薄味の和食を少量ずつ摂るようにしてください。(一般内科看護師)

体重増加とむくみを抑える7つのポイント

水分や塩分を体内に溜めない様に、以下の7点を実践して下さい。

妊娠中の体重増加とむくみは妊婦さん共通の悩みの種。それらをコントロールする方法は、

1.カロリーを控える:
妊娠初期 (16週未満)の必要カロリーは1850kcal、中期(16週~28週未満)で2050kcal、妊娠末期(28週以降)で2250kcal。1日の総カロリーをこの範囲内に収めるように。

2.塩分を控える:
塩分の過剰摂取で食欲が増し、体内に水分が停滞してむくみの原因に。塩分は控えめにし、醤油ではなくポン酢やその他の調味料で味つけを。

3.カリウムを摂る:
カリウムは塩分を尿で排泄させ、むくみ改善に期待。パセリやバナナ、りんご、昆布などの海藻類、納豆などの大豆製品がお勧め。

4.間食を見直す:
間食は果物や野菜、おしゃぶり昆布やこんにゃくゼリー、おからクッキーなど、健康的でカロリーの低いものに。

5.適度な運動をする:
出産に必要な筋肉を鍛えましょう。大きなお腹で思うように動けないストレスを解消、摂り過ぎたカロリーを消費、肩や首のコリを和らげるなど、運動には様々な利点が。ヨガや水泳、ストレッチ、妊婦体操や近所への散歩・買い物など、適度な運動を。

6.ストレスを発散する:
趣味やマッサージ、またはリラクゼーションなどでストレスを解消。

7.お茶を利用する:
ノンカフェインの杜仲茶、ハトムギ茶、どくだみ茶、ハブ茶、スギナ茶、柿の葉茶、たんぽぽ茶、とうもろこし茶、ジンジャーティーは利尿作用があります。 (一般内科・看護師)

妊娠高血圧症を防ぐには、食生活の改善や水分を体内から出す工夫がさらに必要となるようです。


2015/05/23

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