睡眠トラブル

2018/07/28

寝ぼけ癖が治らず、睡眠の質や成長への影響が心配です

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

寝ぼけ癖が治らず、睡眠の質や成長への影響が心配です

寝ぼけ癖があり、熟睡する日が少ないという子どもについての相談です。成長への影響が心配だということですが、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

8歳児のママからの相談:「寝ぼけ癖が治らない」

私の子どもは、赤ちゃんの頃から眠りが浅い子でした。また、2歳前後には夜中突然泣き叫んだり飛び起きて走り回ったり…ということが半年~1年近く続きました。小学生になった今は泣き叫ぶまでは行きませんが、寝付いてから2時間後ほどして目を覚まし、寝ぼけた感じでぐずついたり泣いたりします。なかなか熟睡する日が少ないので、成長にも影響しないかと不安です。このような寝ぼけ癖を治し、眠りを深くする方法はあるのでしょうか。(40代・女性)

夜驚症あるいは夢遊病の可能性も

脳がまだ未熟なために起こる睡眠障害の可能性が指摘されています。睡眠障害では本人に記憶がないことが多く、記憶がある場合はただの寝ぼけかもしれないというコメントがありました。

子どもによく起きる夜驚症という睡眠障害があります。脳の一部だけが覚醒した状態で、突然、叫んだり・暴れたりしてパニックを起こしますが、本人は眠ったままですから記憶がありません(断片的に覚えている場合もあります)。睡眠についてから1~2時間後くらいに起こり数分で治まります。脳が未熟なために起こると言われ、成長と共に改善されると言われています。(看護師)

眠りに入ってから1時間~2時間で深い眠りであるノンレム睡眠が訪れます。その後浅い眠りであるレム睡眠に移行しますが、それまでの深い眠りの時間帯で起こる歩行行動などを「睡眠時随伴症」「睡眠時遊行症」俗にまたは、「夢遊病」と言います。(看護師)

本人は寝ぼけていたときの行動を覚えていますか?本人に自覚がなく記憶が無いのであれば、深い眠りで起こる「夢遊病」である可能性もあります。本人に寝ぼけた自覚があり記憶がある場合はただの「寝ぼけ」を起こしているのかもしれません。(看護師)

眠りの質を上げる工夫を

子どもの睡眠の質を上げるため、習慣や環境を整える方法についてアドバイスがありました。症状や影響が重大な場合は、小児科に相談することが勧められています。

お子さんがよい眠りにつけるよう、できるだけ規則正しい生活を心がけてください。寝室は静かな部屋で寝る環境を整えてください。寝る前にテレビやゲームなどで脳を興奮させることは控えてください。ストレスが原因の場合もありますから、お子さんの声に耳を傾け、コミュニケーションをとってください。(看護師)

子どもが寝ている部屋と大人が起きている部屋が近い場合、テレビや会話の音が漏れたり、電気の光が入ったりすることでも深く眠れない原因になります。なるべく、静かで暗い環境で寝かせてあげるようにしましょう。(看護師)

夢遊病は10歳未満の1割で経験する行動で、成長と共に改善していきます。もし、昼間も眠そうにしている・夜中に何度も異常行動を起こすなどの場合は、一度小児科に相談してみましょう。(看護師)

ただの寝ぼけではなく、子どもにありがちな睡眠障害である可能性が指摘されています。睡眠の質を改善するための、睡眠習慣や環境の工夫についてもアドバイスがありました 。


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