妊娠後期の食事

2018/07/22

体重制限が気になり栄養指導より少なめに食べてしまいます

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

体重制限が気になり栄養指導より少なめに食べてしまいます

妊娠中の食事について相談がありました。栄養指導通りに食事をしていると体重が増えてきてしまうため、指導よりも少なめに食べてしまうようです。専門家はなんとアドバイスしているか見てみましょう。

臨月のプレママからの相談:「妊娠中の食事」

現在3人目を妊娠している36週の妊婦です。母子手帳を交付されるときに妊娠中の食事の栄養指導がありました。非妊娠時より摂取カロリーも少し増えて食事量も少し増えるようですが、個々のBMIに合わせて当然のことながら体重制限もあります。お腹の胎児の為にも、栄養バランスも考えながら食事をしているつもりではありますが、どうしても体重が一緒に増えてきてしまって体重管理のことばかりを気にしてしまい、指導を受けた時よりも食べる量を少なめにしてしまいます。決められた量で食事をしても体重が増えない方法はありますか。(20代・女性)

妊娠中は8~10kgの体重増加が目安

妊娠中の急激な体重増加は、さまざまなリスクがあるため注意が必要ですが、特に妊娠後期は、胎児の成長・母体の血液量増加・脂肪が溜まりやすくなることなどから、体重が増えること自体は正常なことであるようです。

妊娠中は、妊娠高血圧症候群や妊娠性糖尿病のリスク、巨大児のリスクなどがあるため、体重管理が重要になります。妊娠後期からは胎児が一気に大きくなり、その分母体の血液量が1.5倍にまで増え、さらに脂肪を溜め込もうとするため体重が一気に増え始めます。妊娠中の身体は、妊娠中や産後に母体が食事をとれない状況になっても赤ちゃんを守るために、脂肪を身体に溜め込もうとします。そのため、妊娠前よりも太りやすくなります。(看護師)

妊娠中の体重増加は、個人差がありますが、全期を通して8~10kgが目安になります。妊娠中は非妊娠時より多めのカロリーが必要ですが、急激な体重増加で肥満になるとは妊娠高血圧症候群 (妊娠中毒症)になる可能性がありの原因にもなり 、よくありません。栄養を減らすのではなく、摂取カロリーを減らしてください。(看護師)

運動をプラスするのがおすすめ

指導通りに食事をすると同時に、運動も取り入れてみるようアドバイスがありました。医師と相談しながら進めること、運動後の食べ過ぎに気を付けることなどが提案されています。

体重管理の基本は、食事と運動です。現在、食事指導どおりすすめているのであれば、それを継続し、運動を一緒に取り入れてみましょう。軽いウォーキングやヨガ・水中歩行など、医師と相談しながら運動を取り入れていくとよいでしょう。(看護師)

運動をすると空腹感が強く出てしまい、そこで1回にたくさんの量を摂取してしまうとそれだけ吸収され、反対に体重が増加してしまう可能性があります。運動の前後で軽い間食を取るなど、1日5食に分けて摂取する気持ちで1回の多量摂取を避けるようにするとよいでしょう。(看護師)

妊娠中に体重が8~10kg程度増加するのは正常なことなので気にする必要はなさそうです。栄養指導通りに食事をしつつ、医師と相談しながら運動を取り入れるとよいようです 。


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