食事・体重管理

2018/07/29

妊娠中はどんな生ものをどれくらい食べてもよいの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中はどんな生ものをどれくらい食べてもよいの?

妊娠中の食事について相談が寄せられました。特に生ものの摂取について悩んでいるようですが、どんなものをどれくらいなら食べてもよいのかについて、専門家のアドバイスを見てみましょう。

ママからの相談:「妊娠中の生もの」

初産になるので、妊娠中の生活・妊娠中の食事などでかなり困っています。妊娠中には、食べてよいもの・過剰に摂取することが禁止されているもの・なるべく食べない方がよいものがあるので、どうしたらよいのか分かりません。特に火の通してない生ものが制限されていますが、どの程度なら食べてよいのか分かりません。胎児に影響なく食べられる生ものは何かありますか。また、生ものはどのくらいの頻度でなら摂取しても胎児に影響がないのですか。(20代・女性)

生肉は避けて、生卵は要注意

生ものにもいろいろありますが、生肉は禁止、生卵は食中毒を起こすと重篤な事態に至りかねないため要注意と指摘がありました。生野菜はよく洗えばリスクは低いようですが、体調が優れないときにはやめておくのがよいようです。

妊娠中には生肉(生ハム・レアの肉)の摂取は避けましょう。これは「トキソプラズマ」という寄生虫感染のリスクがあるからです。妊婦が感染すると胎盤を通して胎児へ母子感染を起こす可能性があります。胎児が感染すると目や脳に障害を起こす可能性があります。(看護師)

生卵も摂取を禁止されているわけではありませんが、「食中毒」への注意が必要です。生卵の食中毒は、「サルモネラ菌」によるものが多く、下痢や嘔吐などを起こします。胎児への影響については、医学的に報告されているものはありませんが、母体が食中毒の症状を起こすことで子宮収縮を起こし早産のリスクを高めたり、重篤な状態を引き起こしたりする可能性もあるため、妊娠中の摂取はおすすめしません。(看護師)

生野菜は、しっかり水洗いをすれば食中毒などのリスクは低くなります。ただし、体調が優れないときや疲れているときは、免疫力がさらに低下している可能性があるので、火を通して食べることをおすすめします。(看護師)

生魚の摂取は食中毒と水銀に注意

生魚は、食べてはいけないわけではないものの、食中毒と水銀に注意する必要があるようです。魚の種類や量に注意するとともに、鮮度の良いものを体調の良いときに食べるようにしましょう。

妊娠中は免疫力が落ちますので、普段大丈夫であっても食中毒を起こす可能性があります。夏場の摂取は避け、鮮度の良いものを体調が良いときに食べるようにしましょう。(看護師)

マグロや金目鯛にはメチル水銀が多く含まれていますが、アジ・サバ・イワシ・サンマなどは含有量が少ないので、さほど気にしなくていいでしょう。厚労省が注意喚起しているのが、マグロでしたら1週間に80gまでとなっていますから、1週間に1回、1人前のマグロの刺身を食べても問題ないことになります。生ものを食べる時は、できるだけ新鮮なもので、食べ過ぎないようにしてください。(看護師)

妊娠中は、寄生虫のリスクがある生肉の摂取は避け、食中毒の心配がある生卵はできるだけ控えるのがよいようです。生魚については、食中毒と水銀に注意し、目安量を守って、新鮮なものを体調の良いときに食べることが勧められています。


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