痒み

2018/07/17

妊娠中の背中の痒み、何が原因?どう対処すればいい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中の背中の痒み、何が原因?どう対処すればいい?

妊娠中は様々なアクシデントに見舞われるものです。今回の相談者さんは7ヶ月の妊婦さんです。全身の痒みに悩まされているといいます。一体何が原因なのでしょうか。専門家に聞いてみました。

妊娠中の症状についての相談:「酷い痒みの対処法」

妊娠7ヶ月、24週の妊婦です。安定期に入ってから身体に痒みがあります。特に背中が酷く、身体が温まると掻かずにいられません。夫に見てもらったところ、乾燥してプツプツが出来ているとのことでした。掻きむしったところはアザのような跡が出来ています。化粧水などで保湿すると少し改善されますが、薬を塗ってもよいのでしょうか。これから暖かくなるので更に酷くなるのではと心配です。跡になってしまったところは戻るでしょうか。(30代・女性)

妊娠中はホルモンバランスの影響で肌が敏感に

妊娠するとホルモンバランスが変化し、その影響で肌が敏感になることがあるようです。

妊娠中のトラブルの中でも「痒み」は多く見られます。妊娠中はホルモンバランスが変化しますが、中でもプロゲステロンの分泌が増えするため、肌荒れや皮膚の乾燥が起こりやすく なります。皮膚の乾燥でバリア機能が低下すると、痒みや湿疹などの皮膚トラブルが発生します。またホルモンバランスの変化で肝臓機能が低下し、胆汁の流れが滞って全身の痒みを伴う場合もあります。 (看護師)

妊娠中は代謝が増えて発汗や皮脂が増えることでも皮膚トラブルが発生します。お腹が大きくなることで周囲の皮膚が引っ張られ、痒みを伴う場合もあります。(看護師)

妊娠するとホルモンバランスの影響で抵抗力が弱まり、、肌が敏感になるため、痒み 等の皮膚トラブルを起こしやすくなります。妊娠皮膚掻痒症といい、全身がムズムズしたり、チクチクした強い痒みを伴うことがあります。(看護師)

肌を清潔に保ち保湿を。湿疹が出たら受診して

肌を清潔にし保湿を心がけ、湿疹が出たら受診するのが良いようです。

治療が必要な痒みを伴う妊娠中の皮膚疾患には、妊娠性掻痒症・妊娠性痒疹・多形妊娠疹などがあります。『あたらしい皮膚科学 第2版』(中山書店)によると妊娠中期以降初期に四肢や体幹にから痒みのある部分に湿疹がが出る場合は「妊娠性痒疹 」が疑われ、外用薬による治療が必要です。これは全身性の痒みを伴う湿疹での原因ははっきりしていませんが、出産後に軽快すると言われています。 痒みがあったり、だけでなくさらに湿疹まで出ていたりするなら、担当医師に相談し、適切な診断と対処法の指示をもらいましょう。(看護師)

対策としては皮膚の清潔と保湿です。汗をかいたらこまめに拭き取り、柔らかい素材の通気性の良い肌着を着用して下さい。入浴後は肌が湿っている間に低刺激の保湿クリーム等を塗って下さい。痒みが強い時は、冷たいタオルで冷やすと炎症が治まって痒みが軽減されます。産婦人科か皮膚科で軟膏を処方してくれると思います。(看護師)

妊娠中はホルモンバランスの変化に加え、自律神経の乱れ等により、元々持っている皮膚疾患(アトピー性皮膚炎など)が悪化する場合もあります。保湿や清潔な状態の保持などで改善する症状もあり、出産後に消失するものがほとんどですが、医師による処方が必要な皮膚疾患に発展している場合もあります。掻きむしってアザになった部分は時間の経過で改善されるでしょうが時間がかかると思います。皮膚科で相談してみて下さい。(看護師)

妊娠中は肌トラブルに見舞われやすいため、普段以上のケアを心がけるのが良さそうです 。


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