睡眠トラブル

子どもが夜中に頻繁に起きてしまう…原因と対策は?

夜泣きはしなくなったものの夜中に何回も起きてしまうという、もうすぐ3歳になる子どもについて相談がありました。原因と対策について、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

2歳児のママからの相談:「夜中に頻繁に起きてしまいます」

もうすぐ3歳になる息子のことです。生まれた頃から睡眠に関しては苦労してきたのですが、未だに夜中に頻繁に起きてしまいます。少し前までは夜泣きのようなものだったのですが、現在は泣くまではいかず、起き上がって迎えに来るような状態です。寝かしつけも夫のお腹の上に抱っこをされながらで、寝かしつけ後は隣にいないのが悪いのかもしれませんが、毎日数回ずつこのようなことが続いていて参っています。昼寝を短くしたり運動させたりはしていますが、あまり効果はありませんでした。原因や私達にできる対策を教えていただきたいです。(20代・女性)

「夜驚症」や「悪夢障害」の可能性も

夜中に起きた時、本人の意識がはっきりしていない場合は「夜驚症」、はっきりしている場合は「悪夢障害」の可能性があると指摘されています。

3歳を過ぎて夜中に泣いたり、叫んだりする行動のことを「睡眠時驚愕症」、あるいは「夜驚症」と呼ばれます。夜驚症は成長過程での脳の混乱・興奮によるもの・睡眠サイクルの不安定さが原因であると言われています。また、深い眠りの際に起こるため本人に自覚や記憶はなく、夜に起きたときの意識もはっきりしていません。(看護師)

子どもの夜驚症と同時に言われるのが「悪夢障害」です。3歳頃から始まり、子どもは大人よりもはるかに多く怖い夢を見ると言われています。夜に起きた際、本人の意識がはっきりしている場合は、この可能性もあります。(看護師)

いずれも大きくなるにつれ改善していくと言われていますが、あまりに頻繁に起きる場合は、強い不安や恐怖心・ストレスを抱えた状態なのかもしれません。その場合は、一度小児科や児童精神科に相談すると安心でしょう。(看護師)

睡眠習慣を見直して良質の睡眠を

専門家の立場から、子どもの睡眠の質をよくするためのさまざまな方法が提案されています。

睡眠の質は昼間の生活からも影響を受けます。日中にたくさん興奮したり緊張する出来事があると眠りが浅くなります。また、寝る2時間前にはテレビ・携帯電話の光は避け、絵本などで精神を落ち着かせてあげると良いでしょう。また、好きなおもちゃや人形・タオルなどを持たせ、安心する環境を作るのも良いでしょう。(看護師)

できるだけ決まった時間に就寝させ、寝る前に本を読んだり・ぬいぐるみを枕元に置く・パジャマを着るなどの寝る前の儀式を作ってください。儀式をすることで、これから寝るんだと認識します。夜の睡眠時間が足りなければ、お昼寝で補充することも必要です。お昼寝は1~1.5時間くらいで、15時までには起きるようにしてください。(看護師)

朝は短時間でいいので、お日様の光を浴びさせてください。こうすることで体内時計がリセットされます。(看護師)

夜中に頻繁に起きてしまう原因としては「夜驚症」や「悪夢障害」の可能性が指摘されました。睡眠の質を良くするよう、睡眠習慣を見直すとともに、あまり頻繁な場合は小児科や児童精神科への相談が勧められています 。


2018/08/09

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