言葉の発達

2018/07/29

赤ちゃんのような発音で話す4歳児、どうすればよくなる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

赤ちゃんのような発音で話す4歳児、どうすればよくなる?

赤ちゃんのようにはっきりしない発音で話す4歳の子どもについて相談がありました。聴覚には問題なく、話す内容はしっかりしているようですが、発音はどのように直してあげたらよいのか、専門家の意見を聞いてみましょう。

4歳児のママからの相談:「言葉が赤ちゃん」

よくしゃべるようになったのですが、発音がはっきりしません。特に、「さしすせそ」が「たちつてと」になってしまいます。3歳健診の時よりは良くなりましたが、まだまだ、赤ちゃんのような言葉で話します。どうすれば良くなるのでしょうか。耳はきちんと聞こえています。小さな声も聞こえているし、赤ちゃんの時に検査をして大丈夫でした。話す内容はしっかりとしています。幼稚園での様子も細かく話してくれます。気になるのは、発音のみです。(40代・女性)

構音障害の可能性も

聴覚や知能に問題がない場合、構音障害が疑われると指摘がありました。口の中の、発音に関係する部分の形や動きに問題がある可能性があるようです。

日本語の発音は、4歳半頃までに完成すると言われます。そのため、4歳頃に不明瞭な発音をしている子どもは、何らかの問題がある可能性が疑われます。例えば、聴覚障害、発達障害、知的障害などですが、これらが原因でない場合には、構音障害が疑われます。(看護師)
構音障害にも色々な種類があり、口腔内など発声に関わる部分の形態に問題がある場合、発音に関わる筋肉などの運動に問題がある場合・それ以外の場合に分けられます。聴覚や行動に問題が見られず、発音のみがうまくできないのであれば、この構音障害である可能性があります。構音障害は、同じ言葉の発音の間違えが続き、改善していかない場合などに疑われます。(看護師)

まずは専門医に相談を

改善のためには、まず専門医に相談することが勧められています。合わせて、自宅で行える舌の訓練方法についてもアドバイスがありました。

構音障害の治療は、まず原因を探り、それを取り除きます。そして、言語療法を行い適切な発声が出来るように訓練をします。それにより改善する可能性が高い障害です。ただ、発音・発声・言葉の発達に影響を及ぼす原因は構音障害のほかにもたくさんありますので、まずは小児科・小児耳鼻科の専門医に相談しましょう。(看護師)
家でできる舌の訓練として「ウー」「イー」を繰り返す・アッカンベーをして舌を素早く引っこめる・舌を上げて上の歯の裏に舌をくっつける・舌で唇を時計回り、反時計周りになめるなどがあります。毎日の歯磨きの時に5分くらいでよいので行ってみてください。(看護師)

聴覚や知能に問題がなく、発音だけが気になる場合、構音障害が疑われるようです。構音障害であれば改善の可能性が高いということですが、まずは専門医を受診して指示を仰ぐことが勧められています。


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