陣痛

分娩時の微弱陣痛や回旋異常、原因は母親だけじゃない!

分娩時の状態は百人百様です。前回のお産で微弱陣痛のために長時間苦しんだため、今回も大変なのではないかと心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

妊娠中のママからの相談:「微弱陣痛や回旋異常の原因は体質や体型によるもの?対策は?」

現在第2子を妊娠中で3カ月になります。1人目の出産時は、微弱陣痛で時間がかかり体力が落ちたため、途中から陣痛促進剤を使用しました。そして破水したのち回旋異常がわかりました。結局は子供が小さめだったため、そのまま普通分娩で無事に出産できましたが、2人目も同じように長時間苦しむのかと思うと不安です。微弱陣痛や回旋異常は、私の体質や体型によるものが原因なのでしょうか。何か対策はありますか。(20代・女性)

原因は、お母さん側だけにあるわけではありません

微弱陣痛や回旋異常の原因はいろいろと考えられますが、お母さんの体質や体型だけにあるわけではありません。分娩はその都度違うので、前回と同じ状態になるとも限りませんし、陣痛が始まってから状況がわかることもあります。

微弱陣痛の原因は、子宮の収縮が弱くなるためです。原因として、羊水過多、胎児の体位により子宮頚部への刺激が少ない、体重増加によって子宮の筋肉が伸びている、子宮の周りに余計な脂肪がついている、お母さんの体力不足などが考えられますが、はっきりした原因はわかっていません。初産が微弱陣痛でも分娩はその都度違います。経産婦は産道が開きやすくなっており、多少の回旋異常があってもあっさり産まれるケースもあります。(産科看護師)
回旋異常は微弱陣痛の原因の一つです。回旋異常の原因は、胎盤の位置が悪い、羊水が少ない、骨盤のゆがみや子宮筋腫があり胎児が上手く動けないなど、お母さん側の問題もありますが、それだけが原因ではなく、胎児の頭が骨盤に対して大きいことや子宮内胎児発育遅延など、胎児側の原因もあると考えられています。。回旋異常はエコーなどで事前にわかることもありますが、いざ陣痛が始まり分娩の進行が遅いことでわかるケースも多くあります。(産科看護師)

適度に身体を動かして、分娩のための体力をつけることが大切です

妊娠中に適度な運動をして体力をつけている人は、分娩の時間が短いといわれています。体重増加を予防し、できるだけ身体を動かすなどして、分娩を乗り越えるための体力をつけましょう。

赤ちゃんがどんな状況でも元気に生まれてこられるように、適度な運動と健康的な生活を心がけることが大切です。妊娠中も運動をして適度に体力がある人は、運動をしていない人に比べて分娩の時間が短いと言われています。1人目で体力が続かなかったのであれば、なおさら2人目は出産に耐えるぐらいの体力をつけましょう。(内科看護師)
対策としては、体重増加を予防すること、軽い体操や足腰のストレッチをして股関節を柔らかく開きやすくすること、予定日が近づいたらできるだけ身体を動かして体力をつけておくこと、睡眠不足にならないことです。また、普段からよい姿勢をとるように心がけましょう。 (産科看護師)

微弱陣痛や回旋異常の原因は、お母さんの体質や体型だけによるものではありませんし、分娩の状況もその都度違うものです。適度に身体を動かして、分娩に必要な体力をつけて備えることが大切です。


2015/06/02

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