妊活とタバコ

妊活中からタバコをやめなきゃダメ?どんなリスクが?

妊活中だがどうしてもタバコがやめられないという相談が寄せられました。妊娠したらやめるつもりのようですが、妊娠するまでは吸ってもよいのかどうか、専門家の意見を聞いてみましょう。

妊活についての相談:「妊活中にタバコは吸ってはいけませんか?」

子どもが欲しくて妊活中です。ですが以前から喫煙習慣があり、どうしてもやめることができません。妊娠したらさすがに禁煙しようとは思っているのですが、妊活中もタバコをやめなければいけないのでしょうか。もし妊活中にタバコを続けていたとしたらどんなリスクがありますか。タバコを吸わないと、ものすごくイライラしてしまうので、妊娠するまでは楽しみたいです。このような考えでは甘いでしょうか。(30代・女性)

喫煙は不妊や流産の原因に

男女双方とも、喫煙は不妊の原因になると指摘がありました。受動喫煙の問題もあるため、妊娠を望むなら夫婦とも早めの禁煙が勧められています。

喫煙は不妊症の原因になります。卵巣機能低下・卵子の減少・早期閉経を招くと言われています。また、妊娠が成立したとしても子宮外妊娠や流産のリスクが高まります。さらに、長期間の喫煙は高血圧や冷えを招き、それが妊娠成立や妊娠経過にも影響を及ぼす可能性があります。(看護師)
ご主人は喫煙者ですか?喫煙は男性側にも影響を与えます。喫煙により精子活動性の低下・奇形精子の発生などが起こり、それが不妊症の原因になります。妊娠を望まれるのであれば、早めの禁煙(ご主人が喫煙者であれば一緒に)が必要です。(看護師)
タバコは女性の場合、卵子の質を低下させ、不妊の原因になると言われており、男性の場合は、精子数の減少・精子の運動率低下・奇形精子の増加などの原因になると言われています。本人が吸わなくても、受動喫煙でも影響があると言われています。(看護師)

妊娠後の完全禁煙に備えて今から準備を

流産や先天性異常、新生児死亡などのリスクを防ぐため、妊娠後は完全禁煙が強く勧められています。今からまずは節煙を始め、妊娠に備えるとよいようです。どうしてもやめられない場合、禁煙外来の受診も視野に入れるようアドバイスがありました。

喫煙者では低体重児が産まれる確率が非喫煙者の2倍になり、無事に産まれても気管支喘息などのリスクが高まると言われています。さらに流産のリスクは約1.5倍・新生児死亡のリスクは約1.4倍になるという報告があります。(看護師)
妊娠したからとすぐに禁煙できそうですか?妊娠中の喫煙は、絶対に禁忌です。子宮外妊娠や早産・流産、先天性異常、低出生体重児など胎児に直接影響を及ぼします。(看護師)
今すぐに喫煙を完全にやめるのは難しいでしょう。まずは節煙から禁煙へと、妊娠後の完全禁煙への準備を今から進めましょう。禁煙も、期間や依存度によっては治療が必要です。自分の力だけでは禁煙が難しいと感じるのであれば、禁煙外来など医療機関の助けを借りることも考えましょう。(看護師)

喫煙は不妊や流産、先天性異常や新生児死亡の原因になることがあり、妊娠を考えている場合は夫婦で早めの禁煙が勧められています。すぐには難しくても、まずは節煙から始めて妊娠に備え、必要なら禁煙外来の受診も検討するとよいようです。


2018/09/11

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